ワシントンDC  

翌日、DCを手早く観光する事に決定。 昨日は、図書館に入りびたりでどこも見てなかったので、ニューヨークに経つ時間まで、見て周る事にしました。 この時も、足だけが頼り。 昨日の感じでは、十分見て周れると 思ったので、地図を片手にかの有名な、スミソニアン博物館へ行く事にしました。  行ってみると、中世のお城のような 決して品ががいいとは言えない建物。 ここも、馬鹿でかく、ここだけでも見て周るのに何日もかかりそう。着いたのが開館前で、惜しくも中に入れませんでした。 どこかの子供たちがたくさん夏のキャンプか何かで来ていました。 その一角にとても素敵な庭園を見つけ、そこでのんびりとしました。 

テキスト ボックス: スミソニアンの建物に囲まれている庭園。
ここも素晴らしく手入れされている。

その後、リンカーンに会いにひたすら歩いて行く事に。 途中見る事のできるオベリスクは、残念ながら工事中で、リンカー―ンもなんと、工事中。 像そのものは見えましたが、その周りは足場が組んであって、なんとなく雑然としています。 ですけれど、見上げるほど大きなリンカーンの像にはアメリカ 各地からやってきた観光客で一杯でした。 像と反対側は、細長い池があり、映画で有名になったあのシーンが見られます。 ちょっと、感動的でした。 しばし写真を撮り、休憩。  それから今度は、博物館と反対の道を取って帰ることにしました。

オベリスク        リンカーン像                          この頃から、歩くのに疲れ始め、実際昼近くになると、暑くなりミズを飲みたくて仕方がなくなりました。 しかしながら、日本でおなじみの自販機はどこにもありません。 しかも、水飲み用の小さい噴水のような物も見当たらないし。 暑くて、汗が出てくるし、タクシーは見当たらず、ちょっと窮地に立たされた感じ。  その頃、スミソニアンの建物が見えてきて、おそらく建物内に喫茶店ぐらいはあるだろうと、あたりをつけて、中に入りました。  ありました、ありました。食堂が。 デリカテッセンスタイルで、自分で好きなものを取って後で清算する方式の食堂です。 そこに、あの懐かしいフルーツバスケットを見つけ、小躍りしました。 とりあえず、でっかいサンドイッチとオレンジだか何かのドリンクとをとって、お金を払って、テーブルにつきました。 ここでも、一人でちょっとさみしい。 こんなところに一人で来るのは、よっぽどの変わり者です。 大きなドリンクをぐぐっと飲むと、ほっとしたのを今でもよく覚えています。



 


  さて、おなかもふくれたし、これから飛行機の時間までどうし様かと考えていると、 確か美術館があるはずだと思いいたりました。 そこで、
アメリカ近代美術の見られる美術館はないかと捜し始め、係の人に聞いてみると、 なんとそれは少し離れた別の建物にあることがわかりました。


ここから、私のちょっとした冒険のおかげで、ニューヨークの友人に大きな迷惑をかける事になってしまったのです。 どうしても、授業で習った絵を見たくなった私は、一度ホテルに帰りチェックアウトを済ますと、荷物をホテルに預けてタクシーで美術館に行きました。 時間を30分と定めて、大きな館内をお目当ての絵を捜して、足早に駆け巡りました。 でも、その絵を見つけたときは感動して、しばしその前で呆然としていました。 それだけでなく、その時代のその他の多くの絵も見る事が出来、とても満足したのです。  所がです。 気が付くと、30分は悠に過ぎ、飛行機の時間が迫っているではありませんか。 

 

でも、ここまで何度も飛行機にのりそのたびに いつも30分ぐらいは待たされていた事に きずいたのです。 それにチェックインもずっと待たずに出来ます。 ですから、望みを捨てずに慌てて、ホテルに帰って荷物を受け取ると、またタクシーで飛行場まで行きました。  ところが、です。  アメリカ人のバケーションとどうも重なってしまったらしく、チェックインカウンターは黒山の人だかり。 大きなスーツケースをごろごろ引いた人が幾重にもカウンター前に列をなしているではありませんか。 私は、横に立っていた係の人に、乗る飛行機の出発時刻が迫っているが、どうにかならないかと尋ねてみましたが、 なんとその人は、冷たく、こんなにお客さんが待っているのだから、あなたも待つほかに手はない、と言うばかり。  私は青くなって、友人に電話をかけようと荷物をおいたまま、電話を探して走りまわりました。

 

  そこは2階だったのですが、1階にしか公衆電話はなく、随分遠くまで行きました。 そして、かけたのですが、すでに出発したらしい彼女の家では、電話に応じる気配はありません。 私は、あきらめて元に戻りました。 もう、泣きたい気持ちで一杯です。  黒山の列は、一向に減る様子もありません。 どうし様かと心の中で、べそをかいていると、なんとそこの列が国際線の列だとわかったのです。  私は、何度もニューヨークに行くのだと言っていたのですが、どうも、ニューヨーク経由で日本に帰ると思われていたようで、 さっきの係の人とは別の人が、”でも、その後、東京に行くのでしょう?”と言うではありませんか。 そこで初めて気が付いたのです。  ほんとに馬鹿でした。 

 

でも、黒山の人だかりで、前が見えなかったばかりか、日本のように、国内線はこちら、の表示が大きく書かれているわけでもありません。そう言えば、後でよく見ると小さく書かれた案内板がありました。 でも、たくさんの人の列の中に隠れて、見えなかったのです。 もうっ。 さっきだって、ニューヨークに行くんだけど、と言ったのに・・・・ 



 隣の国内線は、なんとすいているではありませんか。  ところが、その時は飛行機の出発時刻にほんの数分のところ だったのです。  それでもあきらめずに今度はそこにいた係の人に言ってみました。  いつだって、 遅れるじゃあないか、とたかを くくっていたのがまずかったのか、 私の顔を見ながらなにやら電話で話していた係のおばさんは、私に向かって、非情にも、“飛行機は今出ました。 残念ですが、次の便にしてください。 ” と言うのです。 ええっ、そんな! と、一瞬蒼白になった私の顔を見て、そのおばさんはやはり非情な顔で、“次の便は1時間後にでますから” と言うのです。


もう、こうなったらそれに乗るしかありません。 後は、ニューヨークで友人が待ってるから、彼女に伝言したいけどどうすればいいかと今度は、こっちがくってかかりましたが、それにも非情な顔で“ノー” の一言。 正直言って、この時ほど、この国が嫌いだと思った事はありません。 私が、黄色い顔をしているからなの? 
 

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