猪の化身 (3)猪の化身

―――昔、ヒラニヤークシャという悪魔が大地を海の底に沈めてしまった。ブラフマーの息子スヴァヤムヴァは瞑想にふけるための場所を探していたが、どこにも見つからなかったので、父神に訴えた。困ったブラフマーがヴィシュヌを祈願すると、彼の鼻孔から一匹の猪が飛び出し、みるみる大きくなると、海に飛び込み、大地を牙にひっかけて持ち上げた。ヒラニヤークシャがそれを妨害しようとしたが、ヴィシュヌの化身の猪はたちまち彼を殺してしまった。

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