カルキの化身 (9)カルキの化身

 この化身はまだ現れていません。未来に属する存在なのです。 カリ・ユガの終わりの人間が堕落しきったとき、ヴィシュヌはカルキとして降下し、正法を守るため悪人を絶滅します。カルキは馬頭の巨人、あるいは白馬にまたがった騎士に描かれますが、世界を清算するわけですから、いささか黙示録の騎士に似ていると言えます。



※世界の周期
クリタ・ユガ4800年
トレーター・ユガ3600年
ドヴァーパラ・ユガ2400年
カリ・ユガ1200年
 最初のクリタ・ユガは正法(ダルマ)が100パーセント行われている黄金時代です。次のトレーター・ユガは正法の四分の一が失われていますが、まださほど悪い時代ではないようです。しかし、ドヴァーパラ・ユガになるとすでに正法の半分が失われ、最後のカリ・ユガでは正法はもう四分の一しか残っていません。そして、私たちの生きている時代はちょうどこのカリ・ユガの時期にあたるとされているのです。



 この四つのユガを足した1万2千年が世界周期ということになりますが、ここで言う一年とは神々の一年で、人間にとっては360年にあたりますから、人間の時間に直すと432万年になり、これを1マハー・ユガと呼びます。
 ブラフマーの一日は昼夜それぞれ1千マハー・ユガで、合計実に86億4千万年なのです。
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