2009/06

弐-6 いつまで続けるのか教えて!

【結論】
  欲しがるうちはやめるもんか!!

【解説】
 成

 鳥種による違い

 

長段階によって接し方を変えていったほうが良いです。ペットショップなどで購入した場合、お店側が説明する孵化日はデタラメなことが多いので、信用せずに↓の写真を参考に自分で 成長段階の見当を付けましょう。
 それぞれの成長段階でどのように接したら良いか、当然決まりがあるわけではありませんが、次のようにするとスムーズなようです。

孵化16〜24日目頃 ・・・  ヒナが1羽の場合、片手に乗せた方がエサが与えやすく保温にもなるが、与え終わったらすぐに容器に戻す(寝る子は育つ)。
孵化25〜29日目頃 ・・・  羽毛も生えそろい脚もしっかりしてくるので、差し餌の前後に10分程度遊んでも良い。具体的には、ワラ・牧草や爪楊枝(先端のとんがり部分は折る)など、細くある程度歯ごたえのある安全なものをかじらせると喜ぶ(人間の赤ん坊が歯固めとして物をかじるのと同じ)。
 また、湯漬けエサの場合は、アワ粒を指に乗せて見せたり、湯づけエサを給餌器に入れる様子を見せて、興味を持たせていくと、ひとりエサ(自分でエサを食べるようになること)への移行がスムーズになる。
 栄養十分で脚がしっかりしていて、容器内でガサゴソ激しく動き回っているようなら、座布団の上などに置き数十センチ程度這い歩きさせても良い(脚が正常か確認できる)。
孵化30日目頃以降 ・・・  飛べるようになったら、少なくとも日中はカゴの中で明るい場所で生活させ(エサや水の入った小さな容器を設置。休憩場所としてつぼ巣を設置するか、今まで使っていた容器をカゴの底に置いても良い。特に冬季は寒くならないように保温器を設置した方が良い)、差し餌時間になったら取り出して遊ぶ。手の中で長く(10分程度)眠らせても問題ない。

 親鳥が育てる場合でも、幼いヒナはエサが与えられる時以外は親のお腹の下で眠っているものです。それが少し大きくなると巣の中を動き回るようになり(巣から落ちるなどの危険な時期)、やがて巣から飛び立つようになるわけですから、基本的にそれと同じようにさせれば良いわけです。
 自然状態で巣から飛びたつことを「巣立ち」と呼び、餌づけしていたヒナが給餌を求めず自分でエサを食べるようになることを「ひとりエサ」は

出しっぱなしにしない

 

孵化16日目

孵化17日目

孵化18日目

孵化19日目

孵化20日目

孵化21日目

孵化22日目

孵化23日目

孵化24日目

孵化25日目

孵化26日目

孵化27日目

孵化28日目

孵化29日目

孵化30日目

「逃げた」どころか「脱走した」などと表現する飼い主がいるものですが、文鳥は外の世界のことを知らないので、企んで自主的に逃げたわけではないです。正確には、飼い主が不注意で外に追いやって迷子にしてしまったのです。この点をしっかりと認識しましょう。
 文鳥は外の世界で何を食べたら良いのか、どうやって生活して良いのか知りません。外の世界には危険がいっぱいで、ショックでボンヤリすることも許されません。野良猫、カラス、自動車・・・、そのようなものがあふれる場所に、迷いこませてしまった責任を十分にかみしめつつ、家の周囲(ごく近くの物陰に潜んでいることも多い)や飛んでいった方向などを徹底的に捜しましょう。
 それでも見つからない場合は、早めに最寄の交番や警察署に行き、遺失物届けを提出しましょう。文鳥などの小鳥は、日本の法律上は物として扱われるので、迷い鳥は落し物として、拾ってくれた人(保護してくれた人)が警察に届けるのを待つことになります。現在は、各都道府県ごとに拾得物が公表されているので都道府県警察における遺失物の公表ページ、とりあえず該当地域の拾得物に「鳥」がいないか検索しても良いでしょう。
 あとは、生き物を保護した際に、警察に届けることを思いつかない人も多いので、広範囲に張り紙をしても良いでしょう(迷惑にならないように)。それでも見つからない場合は、大いに反省しつつ、保護されて新しい飼い主の元で幸福に生活していることに期待すべきです。

※ お見通しだぁ〜!
 インターネットには迷い鳥を捜したり、保護したことを告知する掲示板もいくつかあるようだ。実に有り難い存在と言えるが、少々問題もある。 なぜなら、迷わせた飼い主と保護してくれた人の個人と個人の間での交渉となるので、行き違いが起こる危険性があるのだ。例えば、悪意のある人が自分の鳥でもない保護鳥をだまし取ろうとすることもあ り、それを見抜けず間違った人に渡し、後で本当の飼い主が現れトラブルとなってしまう。また、受け渡しの際に個人情報を伝えなければならない。
 残念ながら、善意の人だけが存在すわけではないので、やはり受け渡しにしても公権力の警察を介した方が、安全で円滑に進みやすいものと思う。迷子にしてしまったら警察に !保護しても警察に!お巡りさんありがとう!そういった意識をまず第一に持つように薦めたい。

【感想】
 手乗り文鳥は、こまれば人間を頼る生き物だぞ。実は迷い鳥を保護したのをきっかけに飼い始めた人も多いんだよ!泣いてもしょうがないから、幸運を祈ろう!

案外遠くまで飛んでいってしまうこともあります。

緊急時は人を頼る。

文鳥団地の生活