2008/05(2009/06改)
参-9 逃げた時のさがし方教えて!
【結論】
捜せ!捜せ!警察に届けろ!そして祈るんだ。
【解説】
「逃げた」どころか「脱走した」などと表現する飼い主がいるものですが、文鳥は外の世界のことを知らないので、企んで自主的に逃げたわけではないです。正確には、飼い主が不注意で外に追いやって迷子にしてしまったのです。この点をしっかりと認識しましょう。
文鳥は外の世界で何を食べたら良いのか、どうやって生活して良いのか知りません。外の世界には危険がいっぱいで、ショックでボンヤリすることも許されません。野良猫、カラス、自動車・・・、そのようなものがあふれる場所に、迷いこませてしまった責任を十分にかみしめつつ、家の周囲(ごく近くの物陰に潜んでいることも多い)や飛んでいった方向などを徹底的に捜しましょう。
それでも見つからない場合は、早めに最寄の交番や警察署に行き、遺失物届けを提出しましょう。文鳥などの小鳥は、日本の法律上は物として扱われるので、迷い鳥は落し物として、拾ってくれた人(保護してくれた人)が警察に届けるのを待つことになります。現在は、各都道府県ごとに拾得物が公表されているので(都道府県警察における遺失物の公表ページ)、とりあえず該当地域の拾得物に「鳥」がいないか検索しても良いでしょう。
あとは、生き物を保護した際に、警察に届けることを思いつかない人も多いので、広範囲に張り紙をしても良いでしょう(迷惑にならないように)。それでも見つからない場合は、大いに反省しつつ、保護されて新しい飼い主の元で幸福に生活していることに期待すべきです。
※ お見通しだぁ〜!
インターネットには迷い鳥を捜したり、保護したことを告知する掲示板もいくつかあるようだ。実に有り難い存在と言えるが、少々問題もある。
なぜなら、迷わせた飼い主と保護してくれた人の個人と個人の間での交渉となるので、行き違いが起こる危険性があるのだ。例えば、悪意のある人が自分の鳥でもない保護鳥をだまし取ろうとすることもあ
り、それを見抜けず間違った人に渡し、後で本当の飼い主が現れトラブルとなってしまう。また、受け渡しの際に個人情報を伝えなければならない。
残念ながら、善意の人だけが存在すわけではないので、やはり受け渡しにしても公権力の警察を介した方が、安全で円滑に進みやすいものと思う。迷子にしてしまったら警察に
!保護しても警察に!お巡りさんありがとう!そういった意識をまず第一に持つように薦めたい。
【感想】
手乗り文鳥は、こまれば人間を頼る生き物だぞ。実は迷い鳥を保護したのをきっかけに飼い始めた人も多いんだよ!泣いてもしょうがないから、幸運を祈ろう!
案外遠くまで飛んでいってしまうこともあります。 |
緊急時は人を頼る。 |
『文鳥団地の生活』