吉岡直樹のサイト

くぎょうにっき

5月25日 9:22の記事

5月25日(金) / ローポジションでのインターバル練習とその先

レッスンのようなこともしているのだが、私のカリキュラムでは、メジャー・スケールと、メジャー・スケールのインターバル(3度から8度)を必修にしている。

私自身、中村新太郎さんのレッスンで叩き込まれた課題を、私なりにさらに発展させたものである。平均して数年かかる分量だが、若い学生であれば2年程度で習得することができる。もし教則本として浄書すれば20ページあるかないかだろうか。

しかし、インターバル練習には、コントラバスを演奏する上で必要な基本的な運指や移弦のテクニックがほとんど含まれているといってよいほど非常に重要である。特に3度は2通りの方法で練習する。

先日、ある生徒が8度までの習得を終え、3度の2通り目の課題に進んだ。7度、8度となるとかなり体力的にきつくて、それ自体よい筋トレ(?)になるのだが(実際、この生徒の音色は改善していると思う)、重音を応用した3度の課題はさらにきつい。

しかし、これを「特殊」なものとして認識するのではなく、この楽器を演奏する上での「標準」として認識し直すことで、コントラバスを演奏する意識はかなり高くなる。結果として、音色はさらに向上するし、ベースラインやメロディラインもレガートなものになって、よりエレガントかつしなやかなものとなることが期待できる。

ところで、この先、これと同じ分量の課題を今度は親指ポジションで練習してもらうことになるのだが、そんなことは今の段階ではとてもいえない。登山の道のりは長い。そして私自身も道のりの半ばまでも来ていないのである。