Booth No.2   Nebraska 250

 


 Win98年水素を燃料とするHATACHI製マイクロタービンエンジンで発電を行いフルタイムモーター駆動で走行する実験車両である。マグチ製60kwのモーターをリアに2機搭載している。発電機を搭載することにより電池の小形化か可能となり車両の大幅な軽量化が図られている。

 あくまでも実験車両であり販売を目的とした車両ではないが、完成した車体からはチャイナデザインチームの意気込みが感じられる仕上がりとなっている。チャイナはこのホットなマシーンにパワフルでエレガントなボディーを提供した。大きく張り出したリアフェンダーからは"ファットボトムガール"の愛称が生まれたことはうなずける。 薄く切れ上がったテールはその下部に発電システムが収まっている、それをルーバーで覆い隠すことでボリューム感を生み出している、また見方を変えるとテールが浮いているような印象を受ける。 リアフェンダーの前方にはモーターブレーキの冷却専用にエアインテークが設けられておりスポーツ感をUPしている。 ルーフはやや女性的なバスケットハンドル形のアーチタイプとなっており美しい。

 このモデルは実験機としての役目を終えた後にお蔵入りとなったことは言うまでもない。現存する実機は当館が所有する2台のみである。




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