催しのご案内 2007年3月24日(土)〜6月10日(日)

1階展示場
『地雷のあしあと』 詩:こやま峰子 絵:ボスニア・エルツェゴビナの児童画

子どもたちが描いた60点余の絵を通し、
一人でも多くの方々に、戦争と地球上の今の姿を、より身近に考えてもらいたいと願い、
あえて子どもの日(5月5日)を挟み開催いたします。 (田中裕子)
『地雷のあしあと』より
『地雷のあしあと』 表紙絵:AMIRA POZEGIC 14歳
『地雷のあしあと』より
『地雷のあしあと』 p34 絵:SANJA KOVACIC 14歳

世界じゅうの人々が笑顔でくらせるように願って
1999年8月、日本赤十字社の協力で、ボスニア・ヘルツェゴビナに向かいました。
はじめて訪れたサラエボ、ツヅラ、バニャルカなどで多くの子どもたちや青年、町の人々に会いました。
1992年から始まった戦いのおりの体験を聞きました。
そのとき、撒かれた地雷でけがをした青年たちの話をわすれることができません。
戦争への憎悪が今もくすぶりつづけています。
地雷に対する子どもたちの正直な気持ちがあらわれている、たくさんの絵に出会いました。
どの絵からも、子どもたちの悲鳴が聞こえます。
悲しい叫びをすくいあげ、噛みしめ、子どもたちの話をつなぎあわせ、創作し、文をつづり、ボスニア・ヘルツェゴビナの子どもたちの絵に、平和の願いをこめたことばを添わせていただきました。
21世紀は、子どもたちが、なみだを流すことなくすごせますように。
こやま峰子
『地雷のあしあと』(2003年1月10日発行)巻頭言より

展示内容

『地雷のあしあと』(小学館)ボスニア・エルツェゴビナの児童画 全点(60点余)

2階展示場
こやま峰子が、いま伝えたいこと ・・・ 詩人、エッセイスト、作家
― 命あるものへのかぎりない愛 ―
写真:秋山庄太郎 銅版画:沢野ひとし、市川曜子、城野由美子
『Liberte 自由』表紙
詩:ポール・エリュアール 画:クロード・ゴワラン
訳詩:こやま峰子  朔北社
『花歌墨』表紙
写真:秋山庄太郎  詩:こやま峰子
日本経済新聞社

こやま 峰子(こやま みねこ)氏 略歴

絵本『にじいろのしまうま』(絵 やなせたかし 金の星社)で第28回日本童謡賞特別賞受賞。
詩集『しっぽのクレヨン』『かぜのアパート』『ことばのたしざん』(朔北社)の三部作で
第28回日本児童文芸家協会賞受賞。
『夢につばさを』(絵 葉翔明 金の星社)、
『花になった子うし』(自由国民社)、
『自由』(ポール・エリアール 詩/こやま峰子 訳 朔北社)、
『地雷のあしあと』(小学館)、『希望の義足』(NHK出版)、他、
多数の著書がユニセフ・赤十字国際委員会等の支援キャンペーン・ブックとなり、
その創作活動に対して第26回巌谷小波文芸賞受賞。
『いのちのいろえんぴつ』(教育画劇)、『エマおばさんとモミの木』(平凡社)、
『心に残る愛唱歌』(東京書籍)ほか、詩集、絵本など多数。
「夢につばさを」(作曲 中田喜直)や、合唱コンクールの課題曲なども作詞。
ショパンとジョルジュ・サンドの研究者でもある。
第13回赤い靴児童文化賞、第4回フランスエビアン市文化賞受賞。
神奈川県在住。

主な展示内容

◆『花歌墨』(日本経済新聞社)より、秋山庄太郎の写真(数点)と、
    こやま峰子の詩の紹介
◆こやま峰子詩集1『しっぽのくれよん』(朔北社)より、城野由美子の銅板画2点と、
    こやま峰子の詩の紹介
◆こやま峰子詩集2『かぜのアパート』(朔北社)より、市川曜子の銅版画5点と、
    こやま峰子の詩の紹介
◆こやま峰子詩集3『ことばのたしざん』(朔北社)より、沢野ひとしの銅版画5点と、
    こやま峰子の詩の紹介

『しっぽのくれよん』表紙
詩:こやま峰子
銅板画:城野由美子
朔北社
『かぜのアパート』表紙
詩:こやま峰子
銅板画:市川曜子
朔北社
『ことばのたしざん』表紙
詩:こやま峰子
銅板画:沢野ひとし
朔北社
『希望の義足』表紙
文:こやま峰子
日本放送出版協会

こやま峰子氏の著作『地雷のあしあと』『希望の義足』『夢につばさを』の売上の一部は、
  日本赤十字を通して世界中の地雷に苦しむ子どもたちに送られます。


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