催しのご案内
2010年9月23日(木)〜10月24日(日)



展示内容: | 『蓮への招待』(2004年西田書店刊)より |
| 『蓮 ハスをたのしむ』(北村文雄監修、2000年ネット武蔵野刊)より |
| 『巨椋池の蓮 蓮の花を世界で一番愛した男 内田又夫選集』(2006年西田書店刊)より |


三浦功大氏略歴
1942年、宮城県登米町生まれ。写真家。
東京写真短期大学卒業。
パークスタジオ、アド・ファイブを経てフリー。
蓮文化研究会会員。京都花蓮研究会会員。中国花卉協会・荷花分会名誉会員。
主な著書
写真集『JAZZ in Japan 1964-1973』(1992年 西田書店刊)
編著『蓮の文華史』(1994年 かど創房刊)
編著『蓮の話』1号〜4号 (1996年〜1999年 かど創房刊)
蓮の花が地球上に現れてから約1億年になります。人と蓮の花がかかわりをもつようになってから、文献上ではまだ5000〜6000年くらいしかたっていません。しかし、蓮の花は人々の間では、大地の神であり、地母神であり、豊穣や吉祥を寓意する植物として親しまれてきました。今日でもアジアの諸外国では、吉祥や豊穣の植物であると同時に仏の花でもあります。
日本でも、万葉集に載っている蓮の花は、蓮の露の大らかさを詠っていて、仏教の臭いは全くありません。しかし、仏教が伝来して平安時代に浄土信仰が盛んになると、人々は蓮の花が咲き乱れる極楽浄土に憧れるようになり、寺院を荘厳する花になりました。アジアの諸外国のように、吉祥や豊穣を意味する蓮の花は受け入れられませんでした。しかし、江戸時代末期には大名、本草家、詩人たちによって、夏の園芸植物として見直されるようになりました。近年多くの愛蓮家の努力によって夏の花として全国で親しまれるようになりました。個人で蓮の花を、栽培する人たちも増えました。また蓮の花で町おこしをする自治体も現れています。今日では、北海道から沖縄まで日本全国に広がっています。そんな蓮の花の美しさに魅せられて、長年蓮の花を撮影してきました。 |
