愛知県岡崎市生まれ。
愛知学芸大学(現教育大)美術科卒。
本の仕事は、児童書の装丁、レイアウト、挿絵など多岐にわたるが、
文芸書の装丁(埴谷雄高『死霊』、藤枝静雄『田紳有楽』、
瀬戸内寂聴『源氏物語』ほか)も数多くある。
子どもの本は1964年から現在まで、
福音館書店、童心社、岩波書店、講談社などから刊行された
絵本、童話、科学や遊びの本の「本づくり」に関わり、
親子孫三世代にわたって愛読されている。
1968年からの福音館古典童話シリーズは、
現在40冊目(2007年刊)のブックデザインが進行中である。
著書には、『本のれきし5000年』『伝承おりがみ』(全4冊)
『つくってあそぶ』(全3冊)『かいぶつ ぞろぞろ』(以上、福音館書店)などがある。
また、「絵入り本」の研究・蒐集家としても知られている。
東京都在住。
■展示内容詳細■
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◆「日本むかし話」の仕事
2003年にフレーベル館から出版された、
松谷みよ子文、瀬川康男絵の「日本むかし話」シリーズ(全8巻)の
通常版と愛蔵版の全16点。 |
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◆「作家・瀬川康男」との仕事
童心社の赤ちゃん本『いないいないばあ』『いいおかお』、
岩波書店の『ジャックとまめのつる』、グランまま社の『じゅうにしものがたり』ほか。 |
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◆「古典シリーズ」の仕事
『海底二万海里』『ガリヴァー旅行記』など、
「福音館古典童話シリーズ」(全38巻)より。 |
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◆いろいろな絵本の仕事
ベスコフ作『ペレのあたらしいふく』、デンスロウ絵『クリスマスのまえのばん』、
エルジェ作「タンタンの冒険旅行」シリーズ(全21巻)(以上、福音館書店)、
ユリ・シュルヴィッツ作『ゆき』(あすなろ書房)ほか。 |
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◆科学絵本の仕事
高森登志夫絵『木の本』、
やぶうちまさゆき作『どうやってねるのかな』(以上、福音館書店)ほか。 |
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◆福音館文庫の仕事
角野栄子作『魔女の宅急便』、アンデルセン作『雪の女王』、
マイケル・ボンド作『くまのパディントン』、
石井桃子編・訳『イギリスとアイルランドの昔話』ほか。 |
◆辻村益朗の自作本
『伝承おりがみ』『つくってあそぶ』(以上、福音館書店)の原画展示ほか。
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