米作り(赤目自然農塾)10−脱穀−


脱穀

11月7日(土)〜8日(日)


川口さんの説明

さつまいも

寒くなり霜が降りると葉が黒くなるので、今日掘り出す。

里芋

上の茎を切って、土を被せれば保存できる。

イチゴ

苗は、株間25〜30cm、筋間40cmで植える。

玉ねぎ

苗は、株間15〜20cm、筋間25〜30cmで植える。
苗は小指の半分の太さのものを選ぶ。太すぎるのはとうが立つ(堅くなり食べられない)のでよくない。

エンドウ豆

種は11月、筋間2m、株間30cmで3〜5粒づつ蒔く。
種を蒔く時期が早すぎると、正月前に花が咲き、そうなると寒さにやられる。早く蒔きすぎて苗が大きい場合は、上方を切り落とす。

ソラ豆

種の黒い所が横になるようにして、筋間1.5mで植える。

脱穀

1.足踏み式脱穀機

足踏み式脱穀機の写真

足踏み式脱穀機で稲から籾(もみ)を落とす。
針金のついたローラーが回転し、その上に稲穂を持っていくと籾が取れる。ローラーは最初手で動かして向こう向きに回転させる。ローラーが1秒に1〜1.5回転くらいの速さで回るように足で踏む。
穂の先端からローラーに近づけていって籾を落とす。そうしないと穂首が切れたりする。表側が終わると裏返しにする。籾が取れないときは、実が入っていないものである。
わらは、切らないで田んぼにまき散らす。

2.ふるい

ふるいの写真

脱穀機で取り出された籾とワラなどから、籾だけをふるいで選別する。
一人で作業ができるように、片側を空に浮かせている。
穂首ごと切れたものは、ござの上で木づちでたたいた後、ふるう。

3.唐箕(とうみ)

唐箕の写真

唐箕を使って、籾を風と重さで選別する。
上方から籾を入れ、手でファンを回転させて風を起こし、籾の落ちる量を調整する。ハンドルは機械によるが、大体1秒に1〜1.5回転くらいの速さで右回りに回す。
風の力で、重い物(中身のある籾)は近くに、軽い物(小さなワラや中身のない籾)は遠くに飛ぶので、分離できる。唐箕の下の右側の口から出るのが重い米で、下の左側の口から出るのが軽い米で、左端から横に飛び散るのが、ゴミである。

4.籾すり(もみすり)

籾すり機で、玄米と籾殻に分離する。
籾は叩いたり、木製のうすを使ってもはがせるらしい。赤目にあるのは電動の機械で、籾に強い衝撃を与えて籾殻をはがす方式である。米だけでなく高キビ(雑穀)もこの機械で籾殻がきれいにはがせた。

5.精米

玄米から白米にする。
玄米のまま食べたかったので、私は精米機を使用しなかった。

自分たちの畑

畑の写真

畑の様子


小麦の芽の写真

先月蒔いた小麦が20〜30cmの高さになっていた。草が多いところは草刈りをした。

新たに小麦を蒔いた。

野菜の芽の写真

先月蒔いた野菜の種は大体が芽を出していた。

エンドウの芽の写真

川口さんの説明によるとエンドウ豆の種を蒔く時期が早すぎたので、茎を短く切った。


ホームにもどる  更新2000年12月6日