米作り(赤目自然農塾)14−発芽−


5月8日(土)〜9日(日)


川口さんの説明

エンドウ

3月に草を刈って、4月5月は草は刈らない。周りの草を刈らなくても、エンドウはもう十分に大きくなっており、周りの草に負けることはない。

種は茶色になってから採取し、直射日光で乾燥させる。採取せずに放っておくと腐ってしまう。

瓜類(キュウリなど)の種の植え方

  1. 3mの畝幅にする。
  2. 株間は2m。
  3. 種を植える場所の周囲の草だけを刈る。
    畑全部の草を刈ってはならない。刈ってしまうと虫の食べる草がなくなり、芽が虫に食べられてしまう。また、半日陰がよいので、周りの草を刈りすぎないこと。
  4. そこに土を盛り上げて、直径60cm程度のくらをつくる。
    根張りをよくし湿気させないようくらをつくる。湿気のある所ではくらは高くし、乾燥している所ではくらは低くする。
  5. 一つのくらに種を5粒播く。最終的には1つに間引く。
  6. 種の厚さの土を被せる。
  7. 土が見えなくなるくらいの厚さまで草をのせる。

瓜類(キュウリなど)の苗の植え方

晴天がつづき、土が乾燥しきっている場合には、以下のように水を使う。
  1. 種の植え方に同じ
  2.  〃
  3.  〃
  4.  〃
  5. 苗床には水をやり、30分〜1時間放置しておく。
  6. 苗を植える穴に水を入れて、30分〜1時間放置しておく。
    苗を植えた上から水をやってもなかなかしみ込まず根を傷める。
  7. 苗を植える。
  8. まず周囲の湿った土を寄せる。それから土をかぶせる。
    ぐっと押さえると根が切れるので注意する。
  9. 周りに草をのせる。
    ナメクジ対策が必要なら、苗の茎の極近くの周りだけ草をのせないようにする。

土がカチカチのときは、鍬で草を切るのと同時に苗の植える部分を鍬で柔らかくして、苗の入れる穴を開ける。

トマトは水を嫌うので、畝を高く、排水はしっかりとする。溝に水が溜まっていると、その水面の高さまで畝の下にも水が行っており、そこより上までの土が湿っていると考えられる。

マムシ

マムシは動作は鈍いが急に驚かすと飛びついてくる。
注意事項として、草むらに入るときは、ゆっくりと入る。肌を見せる服装をしない。長靴、長袖がよい。
噛まれたら傷口から毒を吸い出し、心臓に近い方を止血して、血清のある病院にいくこと。

赤目ではマムシよりもヤマカガシの方がよく見られる。ヤマカガシは毒性はあるが口が小さいので噛まれにくい。


自分たちの畑

山小屋に泊まり、日の出から作業を始めた。

今年は成長がよくなく先月播いた稲の種の半分も発芽していなかった。
野菜は全く芽を出していなかった。

エンドウは大きくなって花を咲かせていた。支柱にワラをくくりつける作業をした。
エンドウの花の写真



キビ、高キビ、もちアワ(雑穀)の種を筋播きで播いた。


共同作業

水田に水を引き込むための準備作業をした。川のすぐ上流で石を並べて堰をつくり、パイプを設置した。パイプ取水口にはカゴをつけてゴミが入らないようにした。
そして水田の水路を整備した。



ホームにもどる  更新2000年5月15日