米作り(赤目自然農塾)16−雑穀の収穫−


8月8日(日)

水当番

水稲を作っているため、交代で水当番をしている。6月の田植え後から9月まで田んぼに水を入れるが、その間毎日誰かが水の管理を行う。私の場合は3回の当番が割り当てられた。

昨日が私の水当番だったが、来られなかったので、代わりに今日見回った。
小川の水を堰き止めたダムのパイプ入口ではゴボゴボと音を立てて水を吸い込んでいた。パイプ出口から田んぼの水路にパイプの口一杯から勢いよく水が出ていた。そして田んぼ全体に水は行き渡っていた。中には水位の低い田んぼもあった。

川口さんの説明

除草は7月〜8月10日頃まで(早稲は7月末まで、中手、晩稲は8月10日まで)行う。稲が穂を作り始める時期は田んぼに入るなどして刺激を与えないようにする。

草を敵にせず、草との関係を上手く保ち、草に負けないように除草する。

必ず除草すること。しなければ1ヶ月後には草に埋もれてしまう。基本的には、小動物の生活の場(食べ物)を奪わないために1列置きに草を刈るのがよいのだが、月1回しか来れない人は全部刈ってしまうこと。稲はたくさんの命を一体になってよく育つのである。

水稲

水を張りつめた状態と水路にだけある状態を繰り返すとよく育つ。

陸稲

陸稲と言えども水を好むので、晴天が続くと川から水を引き入れた方がよい。

自分の田んぼ

ヒエが大きくなっていて穂を出し始めているヒエもあった。このヒエは種類が違うため、残念ながら食べられないとのこと。放っておいても田んぼのあちらこちらにたくさん生えている。
田んぼの除草をした。明らかにヒエと分かるものは刈り取った。先月から一気に草が生い茂っていた。この田んぼは草が生えにくいと思っていたのだが、そうではなかった。もう1〜2週間前に一度除草しておけばよかったと思うくらい草が生い茂っていた。

田んぼには水が流れ込んでいるのに、水は稲の根元まで浸らず、水路に溜まっているのみである。また田んぼに穴が空いていてそこから漏れているのだろう。穴が空いているのはモグラの仕業かもしれない。水漏れを塞ぐのは本当に大変なことである。

自分の田んぼの写真自分の田んぼ



雑穀は大抵育っていたが、中でも高キビが成長していた。おそらくアワだと思うが、は早くも穂を付けているものもあった。


10月10日(日)

川口さんの説明

雑穀の収穫

乾燥して地面にござを敷きその上から木槌でたたく。
ふるいで大きなゴミを除き、ふるいを通過した実と小さなゴミは、唐箕で分離する。
キビはそのまま(玄米のまま)食べられる。
高キビは米用の籾すり機で皮が落とせる。

アワ、ヒエは皮を取り除かねばならない。

自分の畑

自分の畑の写真自分の畑(拡大写真あり)

高キビ、キビ、アワ、ヒエが収穫できた。

 
高キビの写真 アワの写真 ヒエの写真
高キビ アワ ヒエ

 

高キビとキビは2年目。昨年収穫した種を播いて今年実ってうれしい。特に高キビは高いものでは2mを超える高さになり、草に埋もれることもなく放っておいてもそれなりに成長してくれるのでありがたい。

里芋の写真

里芋が2本あり約1.5mの大きさに大きくなっていた。もう収穫できるとのことだが、次回収穫することにする。


オクラの写真

オクラも2本生えており、実は大きくなりすぎていて食べるには堅かったので、いっそのこと種になるまで放っておくことにした。


ひまわりが種になっていたが、種の中身は空っぽだった。
大豆は見あたらなかったので枯れてしまったのかも。

自分の田んぼの写真自分の田んぼ(拡大写真あり)
稲は間違えてヒエを植えてしまったこと、草に負けたこと、イノシシが入ったことがあって、穂のついているものはほんのわずかしかなかった。




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