米作り(赤目自然農塾)7−除草−
除草
8月9日(日)
川口さんの説明
除草
稲の除草は、分けつ中に行う。田植え後約1ヶ月間である。穂作り時には田に入ってはならない。穂が作られ始めると茎が丸くなる。
水田の水は9月までで、10月になると水は要らない。
種の蒔き方1
ニンジンの種蒔き
種の蒔きどきは、
今・・・そば
盆過ぎ・・・ほうれん草、ニンジン
9月・・・大根、白菜、玉ねぎ
- 種を蒔く筋にひもを張る。
- 種を蒔く部分の草を刈る。
鍬幅が蒔き幅。笹など宿根草(しゅっこんそう、多年草の異称)があれば土の中に鎌を入れて刈る。
- 土が見えるまで草を除く。表面が堅ければ2〜3cm耕す。
- 厚めに種を蒔く。理由は、芽が出たら、それを間引いて食べられるから。
麦、そば、葉ものは、種が地面にくっついていれば発芽する。
- 横の土を取ってきて、手でしごいてかぶせる。
中に宿根草の根があれば除く。白い根ならば除かなくてよい。
- 湿りを保つため、鍬の平べったいところで土を上から押さえる。
- 湿りを保つため、やわらかい草をその上にかぶせる。
- 40cm空けて、次の列に進む。
種の蒔き方2
大根の筋蒔き
3〜4cmで1粒ずつ一線上にまく。指で穴を空けて、その中に種を落としてすぐ土をかぶせる。または15〜20cmで3粒ずつ蒔いてもよい。
白菜は水はけのよい土が要る。30〜40cm間隔。
(川口さんは、鎌を右手で持ち、右足を立てて座り、草を刈っていた。)
土が堅い場合、ニンジンは10cmの深さまで耕す。大根は堅くても上に伸びるので耕しは不要。
芽が出てくると、大きいものから間引いていくようにしている。そうすれば、いつもその時に一番大きなものが食べられる。
種の蒔き方3
大根、そば、麦、葉ものの種播き
- 20〜30cmの高さに草を刈る。
草が厚すぎると芽が出ないので、予めちょうど良い高さに刈る。
- 草の上から種をパラパラ蒔く。
- 夏草を刈る。
刈った草は種を落とすため振り、不規則に振りまく。
種の自家採取の方法
自家採取
種類 |
実を取る時期 |
種の取り方 |
つるありインゲン |
黄色になると収穫。雨が続くとカビが生える。
お料理としては煮豆にできる。 |
2日間よく乾燥させて種を取り出す。2日間種を干す。 |
トマト |
完熟したもの |
1)バケツに水を張り、ほぐす。
2)水に浮く種は捨て、沈んだ種を2〜3日間干す。 |
ナス |
茶色になるまで放っておく |
トウモロコシ、ピーマン |
赤色になるまで放っておく |
キュウリ |
黄色になるまで放っておく |
スイカ、まくわ |
食べ頃 |
|
種の保存
- よく乾燥させる
- ネズミに注意する
- 採集した年月を忘れずに記入すること
自分たちの畑
笹は、以前ほどではないが、また高く生えていた。
草刈り後の畑全景
稲はまだ穂ができてないようだったので除草した。水(水路)に近い稲は大きくなっており、水路から遠ざかるにつれ、だんだん背が小さかった。
先月、花を咲かせていたキュウリが黄色の実を付けていたので、食べた。
先月種を蒔いた高キビ(雑穀)が大きくなっていた。
カボチャはあまり大きくないが、花を咲かせていた。
トウモロコシはもっと大きくなっていた。
そばの種を蒔いた。
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