稲刈りの1ヶ月前に水路の入口を止め、それから半月して稲刈りの10〜20日前に水路の出口を切っておく。水を止めるのは、米の生育が止まったとき水があると根が侵されるから、稲刈り作業がしやすいから、乾燥を好む麦を播くからである。
朝露、雨の日は稲刈りは行ってはならない。束ねた後に干しても中の方が乾かない。
風雨等で稲の倒れている方向が向こうになるような向き(風上)から刈り始める。バラバラの向きに稲が倒れているときは、以下のような効率的な刈り方ができないので、丁寧に刈る。干したときや脱穀のときに抜け落ちないよう株を揃えて刈る。
鎌には最も力を使わずに切れる角度がある。ノコギリのように手前に引く。これを体で覚える。
日当たりを考えて、稲木を立てる方向は南北方向がよい。
稲木の上に乗せる棒は、端に太い方をもってくる。
地面からの湿気を少なくするために、米は地面から約30〜50cmは離れる高さにする。
棒を重ねる場合は60cm程度重ねる。
柱は地面に突き刺さりやすいように先が尖っている。
ナタを使って3面に削る。丸よりも3面がよい。
「木づち→よこづち→かけや」ものが大きくなるにつれて、名前が変わる。
これらを使って、柱はしっかりするまで地面に打ち込む。
横から見ると、柱の頂点は正三角形より少し狭めにする。
足の位置は、交互にハの字になるように合わせる。風に強くなる。
柱を立てた後、上に棒を乗せる。棒は柱に固定する必要はない。稲の重みで十分である。
両端の足は2本の足の片方にもう一本結びつけて、3本足にする。足の位置は正三角形になるように配置する。
丸く巻いているひもを使うときは、ひもの端は内側から取り出す。このとき、戻そうとする力が働けば、引っぱり出す向きが逆なので、裏側から引き出す。
1回縛るのに使う長さはひとひろ。両手を広げた長さ。
稲の茎が2対1の太さの割合で2つに分けて、扇子のように開く。このとき株(根元)の方から開く。このとき結び目が太い方になるように開く。
太い方と細い方を交互に棒に掛けていく。
棒の端は風に飛ばされないように2〜3本の稲で縛る。
天日干しする期間はその土地によって違うので、その土地のやり方に従うのがよい。その土地では気候に応じた掛け方、干す期間(10日〜1ヶ月間)がある。
「1反で8升の麦の種が必要」
先日の台風の影響で畑の横の大きな木が根元から倒れていた。
畑の様子
陸稲
タイの香り米
細長い米であることがわかる
高キビはよく成長していた。台風の影響なのか茎が曲がって倒れかかっていた。
稲、高キビを刈った。
種を蒔いた。小麦(中力粉)、ツタンカーメンのエンドウ、かぶら、白菜、大根。
熟したトマト、黄色くなったキュウリを収穫し、来年分のトマト、キュウリの種を確保した。
トウモロコシは動物に食べられたのだろう。跡形もなかった。