有機農業による米作り


1998年5月、松陰新田(兵庫県明石市大久保町)に、田んぼを借りました。

田んぼ全景。(ここを12グループが借りています。1グループ当たり約30坪。)
田んぼの写真

田植えをした後に雑草が生えないように「ゴロ押し」をします。(6月28日)
今では珍しいらしい「カブトエビ」が繁殖していました。
ゴロ押しの写真


追肥(穂肥(ほごえ))をしました。(8月2日)

<日の決め方>

  1. 稲の色がさめている(薄い緑色)
  2. 茎の中の穂が2mm(一束の稲の中からの2番目に葉が長い茎を一本根元から切り取り、カッターナイフで裂いて断面を見る。このときすでに米の粒ができていて、これより減ることはあっても増えることはない。)
  3. 出穂より20日前(出穂は23日の予定)
<量の計算方法>
米の品種は「祭り晴れ」(日本晴れの一種)。

1反当たり2kgの窒素をやる。(ちなみに元肥(もとごえ)は窒素7kg(5+2kg)与えた。)
牛皮を発酵させたもの(744)で、成分は100kg当たり窒素7kg、リン酸4kg、カリウム4kg。ここの広さは1.2反あるので、計算すると34kgの肥料を与える。参考として、牛糞には窒素(N)、骨粉(こっぷん)にはリン酸(P)、魚粉にはカリウム(K)、貝殻には石灰が多く含まれている。

稲の葉が丸められて作られた巣の中にツトムシがいた。収穫量は減るが気にするほどではない。


ヒエ取りをしました。(9月6日)

田んぼの中や畦に生えているヒエを刈りました。ヒエの種が落ちると翌年以降も生えてきてしまいます。残念なことに、この種類のヒエは食べられないそうです。


稲刈りをしました。(10月10日)

田んぼがぬかるんでいたので、歩きにくかった上、刈った稲を下に置けなかったので、予想以上に時間がかかりました。

その週の土曜日の夜に台風が来ました。翌朝、心配で田んぼに行くと、干していた稲が稲木ごと全部倒れ、水に浸かっていました。それを皆で1日がかりで元通りに戻しました。

稲刈りの写真


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