Cat's Message

ナ ナ の ひ と り ご と U

(ビニールが大好きなんです。)

 ガサガサガサ。(フードや人間用の食料が置いてある棚の奥に入り込んでいます。ここもお気に入りの場所のひとつです)ここは暗くて隙間がいっぱいあって、家来たちとかくれんぼするにはもってこいだわ。
(キャットフードの袋を見つけました)あっ、新しいビニール袋だわ。さっそく噛み噛みしよっと。ガジガジガジ・・・特にこの接着部分の歯ざわりがいいのよねえ。ガジガジ・・・そういえばこの前はカップ麺の発泡スチロールをかじって知らん顔してたらそこからお湯が漏れたってひどく怒られたっけ。この袋も後で怒られちゃうかな?う〜ん、でもこの噛みごたえ、たまんないわあ。
 「こらっ!」・・・あっ、見つかっちゃった。逃げよ。ダダダダダッ・・・
 <ふろ〜む家来:ビニールばかりかじってドライフードをあまり食べてくれないナナ。外袋より中身をもっと食べてくれないかなあ。>

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(暖かさをとるか、究極の選択です。)

 ゴロゴロゴロ。(冬の間は人間用トイレの便座に暖房が入るため、暖まったふたの上で寝るのが好きです)
 ここは暖かくてサイコーね。コタツもいいけど夜は冷えるし、ここなら手足もお腹も温まって、気持ちいいのよねえ。おまけに狭くて暗いし。ちょっと臭いかも・・・まあ、いいわ。
 でも、夜中は気をつけてなくちゃ。家来のおばさんったら目がひどく悪いし、おまけに寝ぼけてると私に気づかずトイレのふたを急に開けようとするからこの間なんてもう少しで中に落ちるところだったわ。「ふたがやけに重いと思ったら・・・。」だって。もう、失礼しちゃうわね。女王様の私がけがでもしたらどうしてくれるのよ!
 <ふろ〜む家来:どんな高いところからでも上手に着地できるくせに、なに大げさ言ってんの。私は目が悪いから仕方ないの。>

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(人間の夕食の時間に、いつも”きびなご(煮干)”をあげています。)

 もうじき、”きびなご”の時間だわ。楽しみだわぁ。今日はたくさんくれるかしら?日によって量が違うのよねぇ。本数を数えるようなはしたないことはしないけど、少ないより多いほうがそりゃうれしいわよ。
 あ、今日はいつもより多いみたい。やったぁ!
 おいしいわぁ。毎日食べても飽きないのよねぇ。(ハムハムハム・・・ゴロゴロゴロ・・・)
 あー、おいしかった。あ、あれ、何か気持ち悪い。吐きそう。(コポコポコポ・・・ゲボッゲボッゲボッ・・・直後に全部吐いてしまいました。)
 んー、すっきりした。でも何だかもったいない気がするけど・・・。まっ、いいか。あと片付けといてちょうだい。私はお外の点検してくるわ。あー、忙しい。
 <ふろ〜む家来:見事なまでに”きびなご”がそのまま出てきます。いつもながら”ミョーにリアル”で、ゲッソリしながら片付けてます。>

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(長い一日)

 何か今日は朝から変な予感がしたのよ。
 家来たちったら、いつもならあわただしくしたくして仕事に出かけるのに、今日は展望台でご機嫌な私を連れて行こうとするじゃない。待ってよ!私、必死にカーテンにしがみついたわ。でも離されて車の中へ。2人とも妙に猫なで声を出して私にかまうじゃない。何かいやな予感。そういえば2人とも今日は制服じゃないわね。ってことは、まさか獣医さん?冗談じゃないわよ。もう離してよ。わ、わ、洗濯ネットなんかに入れないでヨ!
 (獣医さんに到着しました)「お預かりします。」って何よ。あ、2人とも帰っちゃうの?待ってよぉ。あぁ、何か眠い。体が思うように動かない。どうしたのかしら?ZZZ・・・。
 (麻酔をかけて処置も終わり、夕方覚醒剤を注射して、徐々に目覚めました)あれ、私どうしちゃったのかしら?あーん、もう2人とも今ごろ迎えに来て。さっさとうちに帰るわよ、まったくもう。
 (家に着いても麻酔のせいで、すぐに落ちたり転んだりしてます)何か、足元おぼつかないわぁ。でもまた寝ちゃうとどこかに連れていかれちゃうといけないから、とりあえず動いてなきゃ。
 (午前0時になって麻酔も完全に覚め、動きが一段と活発になりました)んー、調子出てきたわ。ね、ね、遊んでよ。なんでもして遊んであげるわよ。
 (ドタ、バタ、ガサガサガサ・・・。午前2時、玄関の内扉が開く音が!びっくりして玄関へ行くと、下駄箱から革靴だけが引っ張り出してあり、玄関がぐちゃぐちゃです)「コラッ!」あっ、まずい。ちょっとやり過ぎちゃったかしら。でも、ちっとも眠くないんだもん。しょうがないじゃない。
 (結局その日は朝までいたずらしまくり、こっちも一睡もできませんでした。覚醒剤の影響もあるのかな?何か目がランランと輝き、イッちゃった目をしてて、いつもと様子が違って、何か不気味でした。次の日の昼頃、やっといつものナナに戻って、ホッとしました。)

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