紅空 紅楼簡覧人名篇「か」
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け | こ |
紅楼簡覧■人名篇
□ カ □
【 カ 】
□ 夏氏(か し)
春燕の叔母。藕官の義母。奥のしきたりを知らず勝手な振る舞いが多い。藕官が紙銭を焚いているのをみつけて非常に怒ったが、賈宝玉が藕官をかばった。趙氏を焚き付けて芳官らと喧嘩させた。
□ 何氏(か し)
春燕、小鳩児の母。芳官の義母。奥のしきたりを知らず勝手な振る舞いが多い。芳官が賈宝玉のスープを吹いて冷ましているのをみて、受けをよくしようと思って、立ち入るのを禁じられている宝玉の部屋まで入ってきて晴ブンに怒られる。周りの老女にも「鏡でそのお顔を写しもせず、のこのこ奥に入るなんて」と笑われる。
■ 賈雨村(か うそん Jia Yucun) /賈化
湖州の人。名を化、字を時飛、別号を雨村という。甄士隠の助けで上京し科挙に及第して進士となる。有能だが民から収奪をしすぎ、自信が有る余り上官を侮るところもあった。賈家とつながりをもったことを機会に浮沈を経ながらも出世していった。このような人物なので当然賈宝玉などには嫌われた。
「賈化」は「仮話(つくりごと)」、「雨村」は「村言粗語(野卑な言葉)」、「時飛」は「実非(まことはうそ)」の意(伊藤註1−41,42,43)。
■ 賈芸(か うん Jia Yun)
細面ですらりとしていて頭もいい。18歳。賈宝玉の甥に当たり、宝玉より4,5歳年上なのに息子分となった。幼いときに父を亡くしたこともあり家は貧しく王熙鳳に仕事をもらおうと色々画策し、大観園に樹木を植える仕事をもらった。また、林紅玉のハンカチを拾ったことから二人は相思の仲となっていった。賈巧姐を外藩の王に売る計画に加わったが失敗した。
□ 賈芸の母 /五嫂
賈芸に何か仕事を与えてくれるよう賈[連]に頼んだがあまり効果はなかった。
■ 賈瓔(か えい Jia Ying)
賈家の一族。賈赦が亡くなったとき屋敷内が人手不足だったこともあり仕事を割り当てられた。
■ 賈演(か えん Jia Yuan)
賈源の兄。寧国公。建国の功臣で寧国府の基を作った。
■ 賈化(か か Jia Hua)
雲南の人。元の太師鎮国公。国境を騒がした犯罪者の鮑音が賈化の家人を自称した。
■ 賈化(か か Jia Hua) > > 賈雨村
■ 賈環(か かん Jia Huan)
賈政の三男。母は妾の趙氏。義兄で正夫人王夫人の子であり、眉目秀麗の賈宝玉と皆から比べられている。そのため宝玉を怨みに思いしばしば騒動を起こすので、人からは嫌われている。ただ賈環も家塾には通い、詩作には若干の才能があり賈赦から「武門の家に生まれた気骨を失っていない」と誉められたこともあった。また、王夫人の侍女彩霞なども割合賈環に優しい。趙氏と賈環は王熙鳳と特に対立し、熙鳳の死後娘の賈巧姐を外藩の王に売り飛ばす計画に加わるも失敗に終わった。
□ 賈喜鸞(か きらん Jia Xiluan)
賈家の一族賈[王扁]の兄妹。器量がよく言うことも冴えているので史太君に気に入られ賈四姐児とともに大観園で2,3日遊ぶことになった。賈宝玉に「大観園の姉妹がみんなお嫁に行ってしまったらわたしが来て相手をしてあげましょう」と言って周囲の人から「あなた一人がお嫁に行かないわけでもないでしょう」と笑われた。
■ 賈菌(か きん Jia Jun)
栄国府の一族。父を早くに亡くした。ひどく向こう気が強い性格。賈家の家塾に入っていて賈蘭と仲がいい。元宵節の内輪の祝いに母と出席した。
■ 賈芹(か きん Jia Qin)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。12人の子坊主と12人の小道士を鉄檻寺で管理する仕事をもらった。年末に、賈家の収入のない人たちのための歳暮品をもらいに来て賈珍に怒られた。鉄檻寺では勝手のし放題だったがそのことを風刺した張り紙から悪事がばれてくびになった。
□ 夏金桂(か きんけい)
桂花の夏家の一人娘。少しは字も読める。薛蟠の従兄妹。薛蟠と結婚する。父を早く亡くしたため母に甘く育てられ傲慢な性格になる。おさな名を金桂(もくせい)と呼ばれていたため召使いに「金桂」という言葉を口に出すのを許さなかった。薛蟠の妾の香菱に嫉妬し名前を「秋菱」に変えるなど様々な手で虐待をする。薛蟠が牢屋に入った後はますます傍若無人な振る舞いをするようになり薛家の人々を悲しませる。香菱を憎んで毒殺しようと謀るが手違いで自分が毒を飲み苦みつつ死んでしまう。
■ 夏金桂の父
都長安の桂花を一手に取り扱う「桂花の夏家」の主人。すでに亡くなった。
□ 夏金桂の母
夫を亡くし寡婦となる。娘の金桂を甘やかし娘の言うことなら何でも聞いてやった。夏金桂が毒を飲んで死ぬと狂乱して薛家に怒鳴り込んだ。しかし金桂の侍女宝蟾の口から数々の悪事がばれるとすごすごと引き返した。
■ 賈敬(か けい Jia Jing)
寧国家直系賈代化の次男。進士。父親が非常に厳しい人だった。道教に凝ってしまい不老不死の薬を作って仙人になろうと玄真観にこもっていて家にほとんど帰らない。そのため息子の賈珍は勝手のしほうだいとなっている。結局、色々怪しげな薬を飲まされたあげく死亡した。
■ 賈瓊(か けい Jia Qiong)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
□ 賈瓊の母
娘の賈四姐児を連れて史太君の80歳の誕生祝いに出席した。
□ 賈迎春(か げいしゅん Jia Yingchun)/ 菱洲 ⊥懦小姐
金陵十二釵の一人。賈赦の妾腹の娘。おとなしくて口数も少なく目立たない性質。そのような性格が災いしてか義母のケイ氏らにもあまり好かれていない。大観園の詩の集い、海棠詩社を設立してみんなで号をつけあったときも「自分たち(迎春、惜春)は詩が下手なんだから号だけつけてもしょうがない」と消極的な態度を示した。大観園に住む姉妹達の中では最も早く結婚することになるが、夫の孫紹祖からひどく虐待され病を得て亡くなった。
☆ 略 年 表 ☆
23回 大観園の綴錦閣に移る。
37回 海棠詩社に参加。この頃までに住まいを紫菱洲に移す
79回 孫紹祖に嫁ぐ
109回 病死
□ 賈迎春の母
賈赦の妾。ケイ氏が賈迎春の母と趙氏(探春の母)なら迎春の母の方がずっと立派なのに、生まれた娘は賈探春の方がよほど立派だと言った。
□ 賈迎春の乳母
大観園の博打の大胴元の一人であることがばれて園を追い出された。
□ 賈迎春の乳母
孫紹祖の賈迎春に対する酷い仕打ちを王夫人に報告した。
■ 賈源(か げん Jia Yuan)
賈演の弟。栄国公。建国の功臣で栄国府の基を作った。賈宝玉は賈源の面影があると言われた。
□ 賈元春(か げんしゅん Jia Yuanchun)
金陵十二釵の一人。賈政の長女。宮中に入って皇帝に寵愛され貴妃にまでなった。このため賈家は非常に大きな後ろ盾を得ることになったが、逆に彼女の死後は凋落の一途をたどった。元春の省親(里帰り)のために大観園が作られ、元春のすすめで賈宝玉や姉妹たちが大観園に住むこととなった。また、元春は年の離れた弟宝玉を大変可愛がり手ずから文字を教えるなど母親の代わりのような所もあった。
☆ 略 年 表 ☆
16回 鳳藻宮尚書、賢徳妃となる
18回 栄国府に省親(里帰り)
19回 〃
95回 薨去
賈元春は作者曹雪芹の家を優遇した康煕帝の投影であるともいう。
■ 賈效(か こう Jia Xiao)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈[王行](か こう Jia Xing)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。賈赦が亡くなったときには屋敷内が人手不足だったこともあり仕事を割り当てられた。
■ 賈[王光](か こう Jia Guang)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。賈赦が亡くなったときには仕事を割り当てられ、史太君の警護を賈[王扁]とともにに命ぜられた。
■ 賈[草衡](か こう Jia Heng)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈[王黄](か こう Jia Huang)
賈家の一族。東小路に住んでいる。
□ 賈[王黄]の妻
甥の金栄が秦鐘に馬鹿にされたと金栄の母に聞き、秦可卿に文句を言おうと尤氏の所まで行くが逆に尤氏が可卿の病のことを話してばかりいたので文句も言えず引き返した。
■ 賈[草冠]行](か こう Jia Xing)
賈家の一族。大晦日の宗祠の祭りに出席した。
□ 賈巧姐(か こうしゃ Jia Qiaojie)
賈[連]、王熙鳳の娘。元は大姐児と言ったが名付け親となった劉婆さんが巧哥と名付けた。乳母の李氏について文字の勉強をし『女孝経』を読んだりした。王熙鳳が亡くなると王仁や賈環らによって外藩の王の妾にされそうになるが平児の忠誠や劉婆さんの機転で劉婆さんの村に逃れる。このことが縁で村の大地主の息子周秀才と結婚する。
☆ 略 年 表 ☆
42回 劉婆さん、巧哥と名付ける
114回 母が亡くなる
119回 売られそうになった為、劉婆さんの家に逃れる
120回 周秀才との結婚が決まる
■ 何三(か さん)
周瑞の養子。毎日家で酒を飲んで騒ぎを起こす。鮑二と喧嘩をして賈家を追い出される。やがて盗賊の仲間と賈家に押し入るが家人の包勇に打ち殺された。
■ 夏三(か さん)
夏金桂の従弟で、夏家に養子に入り金桂の義弟となる。夏金桂が死ぬと金桂の母と薛家に押し掛け、破れかぶれになって暴れるがそこに来た賈家の人に取り押さえられる。
■ 賈芝(か し Jia Zhi)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈[止](か し Jia Zhi)
賈家の一族。大晦日の宗祠の祭りに出席した。
□ 賈四姐児(か ししゃじ Jia Sijier)
賈家の一族賈瓊の兄妹。史太君の80歳の誕生祝いに母親と出席したが器量がよく言うことも冴えているので史太君に気に入られ、賈喜鸞とともに大観園で2,3日遊ぶことになった。
■ 花自芳(か じほう)
襲人の兄。こっそり襲人の家にやってきた宝玉を送っていった。襲人が結婚するときは嫁入り道具の一部を用意してやった。
□ 花自芳の妻
結婚するために家に戻ってきた襲人を迎える。
■ 賈赦(か しゃ Jia She)
字は恩侯。賈代善の長子、賈政の兄。栄国邸の当主で一等将軍。特に官職についておらず、かといって家政にも関わっていない。石阿呆から家宝の扇子を奪ったり、史太君のお気に入りの侍女鴛鴦を妾にしようとするなど横暴な振る舞いが目立つ。また、中秋の団円で賈環が創った詩に賈政が難色を示したのに対し賈赦は「我々侯門の気概を失っていない」と誉めるなど武門の家柄としての自覚も見られる。賈赦はその後いくつかの悪事が露見し弾劾されて家産は没収、流罪となったが恩赦で許された。
■ 賈珠(か しゅ Jia zhu)
賈政の長男。14歳で生員(秀才)となる。20歳前に李ガンをめとり賈蘭を生んだがふとした病が元でなくなった。賈珠が亡くなったあとも賈政や王夫人はしばしば賈珠が生きていたらと思った。
■ 夏守忠(か しゅちゅう)
六宮都太監(後宮の宦官の長)。賈元春が鳳藻宮尚書、賢徳妃に封ぜられたとき勅使として栄国邸に来た。また、賈家に何度も金を借りに来るが返そうという気配もない。
■ 賈薔(か しょう Jia Qiang)
寧国家直系の玄孫。父母が早くになくなったため賈珍の所に引き取られた。美男子で頭もいい。賈珍に気に入られているし賈蓉とも仲がいい。よけいな噂を嫌って寧国邸の外に家を持ち、そこで遊び暮らしている。家塾で賈蓉の義弟秦鐘が馬鹿にされた時には一計を案じて救った。齢官の気晴らしにと芸をする小鳥を買ってきたが、齢官に「こちらでは五体満足な人間を買ってきて芸事の稽古をさせているのに、今度は小鳥を買ってくるなんて私たちに当てつけてるんじゃないの」と言われ慌ててかごから放した。また、賈巧姐を外藩の王に売る計画にも積極的には関わらなかった。
■ 賈菖(か しょう Jia Chang)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。賈赦が亡くなったときには屋敷内が人手不足だったこともあり仕事を割り当てられた。
■ 賈[王[深の右]](か しん Jia Chen)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈蓁(か しん Jia Zhen)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈瑞(か ずい Jia Rui)
字は天祥。両親を亡くしたため祖父の賈代儒の下にいる。王熙鳳の美しさに魅せられ、なれなれしく声をかけたがかえって熙鳳の怒りを買った。熙鳳の計略で右往左往したあげく病になった。風月宝鑑という鏡を見て死んだ。
■ 賈政(か せい Jia Zheng) ⊥老学士
字は存周。賈代善の次男、賈赦の弟。幼いときから学問を好み、皇帝の特別の思し召しで官職に就いた。真面目で潔癖な性分で小事にはこだわらないが忍耐の足りないところも見られる。そのため実務には疎く、家内の子弟が勝手に振る舞うこととなっている。勉学に励まない息子の賈宝玉に厳しいが、詩才のある所はやはり気に入っているらしい。
□ 賈惜春(か せきしゅん Jia Xichun) /藕[木射](ぐうしゃ)
金陵十二釵の一人。賈敬の娘、賈珍の妹。四艶(元春、迎春、探春、惜春)のなかで最も年が幼く、あどけない様子。絵心があり史太君に命ぜられて大観園の図を描くこととなる。気が小さいが、潔癖で意固地な性格だったため賈家のごたごたが嫌になり、出家を志して賈家の邸宅内で修行することとなる。
☆ 略 年 表 ☆
23回 大観園の蓼風軒に移る
37回 海棠詩社に参加
45回 この頃から大観園の図を描き始める。
82回 大観園の図、完成
118回 賈家の中で尼としての生活を送る。
■ 賈[王宗](か そう Jia Cong)
賈[連]の弟であるらしい。宝玉、賈蘭、賈環と賈珍の所へ弓の稽古に行かされた。ただ、実際に稽古をすることはほとんどなかった。
幾度か賈[連]と並んで登場するがほとんど役柄がない。
■ 賈藻(か そう Jia Zao)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈代化(か だいか Jia Daihua)
寧国公賈演の子。世襲一等神威将軍。京営節度使をつとめた。子は賈敷と賈敬。
■ 賈代儒(か だいじゅ Jia Dairu) ⊥老学究
賈家の一族。賈家の経営する家塾の塾長をしている。塾長はしているが学力はそれ程でもない。両親を亡くした孫の賈瑞と一緒に暮らしている賈家の男子の中では最長老だが特に権勢はなく清貧そのもの。
□ 賈代儒の妻
孫の賈瑞が亡くなると大変悲しんだ。
■ 賈代善(か だいぜん Jia Daishan)
栄国公賈源の子。金陵の名家史家から史太君をめとった。息子は賈赦と賈政、娘は賈敏ら4人。
□ 賈探春(か たんしゅん Jia Tanchun) /蕉下客 ⊥敏探春
金陵十二釵の一人。賈政の二女、賈宝玉の異母妹、賈環の実姉。母は妾の趙氏。背丈がすらりとしていて、華やかな感じ。大観園の詩の集い海棠詩社設立の音頭をとり詩社の中心的人物の一人となった。また、王熙鳳が病になると李ガン、薛宝釵と共に栄国府の家政に参画し、老練な召使い達から「巡回夜叉が倒れたと思ったら一度に三人の鎮山太歳が増えた」と言われた。妾腹の出ながらその有能さから皆から信頼されたが実母の趙氏とは仲が悪かった。その後遠く江南の周瓊の子息に嫁いだ。
☆ 略 年 表 ☆
23回 大観園の秋爽斎に移る
37回 海棠詩社を建てる
55回 栄国府の家政に参加
102回 周瓊の子息に嫁ぐ
■ 夏忠(か ちゅう)
太監(宦官)。元春貴妃の使者に立った。
あるいは夏守忠のことか?
■ 賈珍(か ちん Jia Zhen)
寧国家直系賈敬の子、賈惜春の兄。父親が道教に凝って寧国府にいないので実質上寧国府を取り仕切っている。しかし賭場を開いて遊びほうけるなど家内の風紀は乱れている。息子賈蓉の嫁秦可卿が亡くなったときは異常なほど悲しみ、わざわざ賈蓉に竜禁尉の位を買って葬儀を盛大にした。のちに賭場を開いたこと、尤二姐のことなどを弾劾されて家産を没収、海疆(海沿いの辺境)に流されたが恩赦で許された。
■ 賈敕(か ちょく Jia Chi)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈敦(か とん Jia Dun)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈範(か はん Jia Fan)
賈家の遠い親族。世襲三等職銜。主人の威勢を借りた殺人事件を起こした時福が賈範の家人と自称した。
■ 賈萍(か ひょう Jia Ping)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈[王扁](か ひん Jia Bin)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。賈赦が亡くなったときには仕事を割り当てられ、史太君の警護を賈[王光]とともにに命ぜられた。
□ 賈[王扁]の母
娘の賈喜鸞を連れて史太君の80歳の誕生祝いに出席した。
□ 賈敏(か びん Jia Min)
賈代善の娘。4人姉妹の末っ子だったが最後まで生き残った。林如海と結婚し男子と女子を生んだが、男子は3歳の頃になくなり娘の黛玉も病弱だった。そして賈敏は黛玉が幼いうちに亡くなった。
■ 賈敷(か ふ Jia Fu)
賈代化の長男。7,8歳で若死にした。
■ 賈芬(か ふん Jia Fen)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈芳(か ほう Jia Fang)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈法(か ほう Jia Fa)
栄国公。 第3回では賈源とみえた。
■ 賈宝玉(か ほうぎょく Jia Baoyu) /怡紅公子、絳洞花主、無事忙、富貴閑人、文妙真人 ⊥享福人、情哥哥、痴公子、病神瑛、痴郎
神瑛侍者の生まれ変わり。賈政の次子、母は王夫人。通霊宝玉を口に含んで生まれた。また夢の中で太虚幻境を訪れ警幻仙姑から「意淫の人」と言われた。「女の子は水でできた身体、男は泥でできた身体」と言ったり、正当な学問を馬鹿にして憚らないし迷信的なものも馬鹿にしている。史太君や王夫人から甘やかされ大観園でも多くの姉妹達と遊び暮らしている。反面、外出は余り許されない。また、躾の厳しい父親をとても恐れている。姉妹の仲でも特に林黛玉と仲が良く将来は結婚したいと考えるようにもなったが、史太君の意向で薛宝釵との結婚を強いられた。夢に再度太虚幻境を訪れた宝玉は全てのからくりを悟り、郷試を受けた後に失踪し行方不明になった。また、宝釵との間に一子をもうけ賈家の未来を託した。
☆ 略 年 表 ☆
9回 秦鐘と家塾に通う
23回 大観園の怡紅院に移る
37回 海棠詩社に参加
81回 再び家塾に通う
119回 郷試を受けた後、失踪する。郷試に第7位で受かる
120回 文妙真人の号を賜う
■ 賈蓉(か よう Jia Rong)
賈珍の長男。ととのった顔立ちですらりとした体つき。妻の秦可卿が亡くなったとき彼女の葬儀を盛大にするために竜禁尉の位を買ってもらった。寧国府が差し押さえられた後は、史太君や林黛玉らの棺を本籍地にもどすため賈政に従って江南に行った。
■ 賈蘭(か らん Jia Lan)
賈珠、李ガンの子。家塾にも通い李ガンの下で勉学に励んでいる。また、騎射の稽古といって大観園内で弓を持ち鹿を追っていたこともある。祖父の賈政らにも可愛がられている。宝玉と一緒に郷試を受け、130席で及第し挙人の資格を得る。こうして賈家の未来を背負っていくことを期待されている。
□ 賈蘭の乳母
なまめかしい女性で、そのことが王夫人の気に入らず、王夫人は李ガンに乳母が自分から暇をとらせるように仕向けなさいと言った。
■ 賈菱(か りょう Jia Ling)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。賈赦が亡くなったときには屋敷内が人手不足だったこともあり仕事を割り当てられた。
■ 賈リン(か りん Jia Lin)
賈家の一族。秦可卿の葬儀に出席した。
■ 賈[連](か れん Jia Lian) ⊥浪蕩子
賈赦の子長男。妻は王熙鳳。同知の株を持っている。熙鳳と共に栄国邸の家政を事実上取り締まっている。学問はしないが頭は良く世渡り上手。また、同世代の賈珍と仲がいい。嫉妬深い熙鳳の目を盗んで浮気を重ね、尤二姐を別宅に囲ったりしたが熙鳳にばれ、結果的に尤二姐は死んでしまうということもあった。賈家が錦衣府の捜索を受け没落してからは、俗務に疎い賈政、賈宝玉らに代わり実務担当者として賈家を支えた。
■ 灰侍者(かいじしゃ)
深さが万丈川幅が千里もある迷津という所にいて、ただ一つある筏を木居士が舵をとり、灰侍者が竿をさしている。謝礼は受け取らず有縁のものだけを渡してくれる。
■ 外藩の王(がいはん の おう)
任地に赴くに先立って側妾を数人買い入れようとしていたとき、賈環、賈芸らが賈巧姐を売りつけようとした。しかし外藩の王は相手が開国の元勲、賈家の一族であると知り驚いてこの話を蹴った。
□ 茄官(かかん)
12人の少女役者の一人。老旦<ラオタン>(老女役)。小女役者団が解散した後は尤氏つきになった。
□ 偕鴛(かいえん)
賈珍の妾。佩鳳と一緒に尤氏に従って大観園に遊びに行きブランコをこいで遊んだりした。
□ 艾官(がいかん)
12人の少女役者の一人。老外。小女役者団が解散した後は賈探春に引き取られた。趙氏を焚き付けて芳官らと喧嘩をさせたのは夏氏の仕業だと言いつけた。ただ、探春も聞くだけ聞いて真に受けることはしなかった。
■ 霍啓(かく けい)
甄士隠の下僕。英蓮(香菱)を連れて元宵節のお祭りを見物していたが、小用をたしているうちに香菱をさらわれてしまいそのまま逃げ出した。
「霍啓」は「禍起(わざわいのたね)」と音通(脂評)(伊藤註1−48)
□ 楽善郡王(がくぜん ぐんしゅ)
史太君の80歳の誕生祝いに出席した。 郡主は親王の娘。
□ 可卿(かけい)
警幻仙姑の妹。おさな名を兼美。宝玉が夢で太虚幻境を訪れたとき結婚して契りを結ぶ。また、史太君の死後自分も殉死しようとしていた鴛鴦に死に方を教えた。
□ 鶴仙(かくせん)
水月庵の女道士。水月庵を管理していた賈芹といい仲になった。
□ 佳恵(かけい)
宝玉つきの侍女見習い。林紅玉に晴ブンや綺霰の悪口を言った。また、晴ブンの破った扇子を片づけた。
□ 可人(かじん)
襲人、鴛鴦、平児ら小さい頃から仲の良かった少女たちの一人。すでに亡くなっているらしい。
■ 韓奇(かん き)
錦郷伯の息子。秦可卿の葬儀に出席した。
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