個人投資家生活研究所【掲示板】での株式投資に関する質問・回答、投稿記事を掲載します。
タレこみ無しでは機能しないのでは?
投稿者:エンドウ 投稿日:2008/05/07(Wed) 12:23 No.921
朝日新聞 5/6付け一面に以下の記事がありました。
証券取引等監視委員会や証券取引所などが、ネット証券を舞台にしたインサイダー取引への監視を強めている。「匿名性が高い」と思われがちなネット証券だが、実は分単位の売買まで分析されているという。さらに監視委は、来年5月までに証券会社や全国の証券取引所との間でシステムを接続し、売買状況などをすぐに入手できる体制をとる方針だ。 4月に発覚した野村証券企業情報部の元社員(30)らによるインサイダー取引事件では、複数のネット証券に口座を開き、株取引をしていた。関係者によると、元社員らは06年夏、ネット売買を始めた。昨年春には、あるネット証券に証券取引所から「不審な口座があるから注意して欲しい」との連絡が入った。この証券会社が点検したところ、数銘柄で不審な取引が見つかり、すぐに監視委に報告したという。
口座は知人名義だったが、売買は野村のかかわる企業合併・買収(M&A)情報の公開前後に集中しており、監視委は口座の入出金記録から元社員を割り出した。
(以下はWebで参照おねがいします)
http://www.asahi.com/business/update/0506/TKY200805050204.html
記事ではいかにも
「天網恢恢粗にしてもらさず」
というようなことが書いてあり、先日の野村證券社員逮捕も
「我々は全てお見通しだ」
みたいに胸を張っているようですが、よく記事を読めば結局のところ密告があったから動き出しただけです。
この証券取引監視委員会というのは”密告、チクリ、タレこみ”無しで果たして機能するのでしょうか? むしろ
「全ての調査依頼を真に受けていたらとても間に合わない。”一罰百戒”としてとりあえず証券監視委員会に反目しているような目障りな容疑者だけ優先して、そのなかでも目立つ案件だけ時々手入れすることにしておこう。」
ということになりはしないでしょうか? だって所詮”役人”ですもん。
それにこの手の記事、たしか以前も目にしたような気がします。監視委員のやる気は大して進歩していないんじゃないでしょうか?
通報以外の調査方法
管理人やすまろ - 2008/05/08(Thu) 11:11 No.922
通報以外でインサイダー取引を発見する手段としては、
1.株価が急騰・急落したり、
2.企業の合併・買収、株式分割など、投資家の判断に影響を及ぼす重要事実が発生した場合に、
3.当該銘柄の売買記録や売買した人物について分析や審査を行う。
という方法が取られるようです。
また、頻繁に株式売買をする人物については、要注意人物としてデータベース化がされている可能性もあります。但し、一般的にデイトレーダーの方は売買を繰り返すので、どの程度の頻度や取引規模が調査対象になるのかはよく分かりません。
調査機関では、
1.監視していること自体
2.監視対象は誰か、どのグループか
3.チェック項目は何か
という内容を明らかにすると、インサイダーが対応策を取るので、
具体的には明らかにしないようです。
日頃の調査対象と通報内容が重なることがあると思いますので、そのような場合は重点的に調査するのではないでしょうか。
ありがとうございました
エンドウ - 2008/05/09(Fri) 14:45 No.923
管理人さま、情報ありがとうございました。
また何かありましたら投稿させていただきます。
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