株式投資信託は儲かるのか否か

株式投資信託の意味、株式投資信託は儲かるのか儲からないのか、について考察したコラムです。

株式投資家個人生活研究所個人投資家のコラム>株式投資信託は儲かるのか否か

サイト内検索 powered by Google
投資日記ステーション
コンテンツ一覧

株式投資信託の意味

 株式投資信託とは、投資信託会社が販売会社を通じて、多くの個人投資家などから運用資金を集めて、日本株や外国株などに投資し、損益を投資家の投資口数に応じて分配する金融商品のことです。

株式投資信託で儲かるケースと儲からないケース

 株式投資信託は儲かるのでしょうか? 私の個人的な考えでは、投資信託で儲かるのは証券会社で、投資信託に投資した個人投資家は、必ずしも儲かるとは限らないと思います。
 必ずしも儲かるとは限らないというのは、具体的に言うと、株式相場の地合いによっては儲かることがあるが、プロのファンドマネージャが運用したからといって、必ずしも儲かるものではない、ということです。
 株式投資信託を例にして、投資信託で儲かるケースと儲からないケースとに分けて考察してみます。

株式投資信託で儲かるかどうか
相場の地合い ファンド運営者側 個人投資家側
上昇トレンド 儲かる 儲かる
下降トレンド 儲かる 儲からない
(損失が拡がる)
持ち合い 儲かる 儲からない
(利益は出ないが損失もそれほど出ない)

 株式投資信託は種々の銘柄に分散して投資するので、運用成績は日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)にある程度連動したものになります。

個人投資家側から見た儲かり具合

 株式相場が上昇トレンドであれば、ファンドの資産価値が増加するので、利益が出ます。
 株式相場が下降トレンドであれば、ファンドの資産価値が減少するので、損失が出ます。
 株式相場が持ち合い状態であれば、ファンドの資産価値は横ばいで、利益は出ませんし損失もそれほど出ません。

ファンド運営者側から見た儲かり具合

 運営者にとっての投資信託のメリットは、株式相場の地合いが良くても悪くても、信託報酬が得られるので、どのような局面でも儲かるということです。

バブル崩壊の苦い経験

 株式投資信託には個人的に苦い思い出があります。私が投資信託を始めたのは1989年です。当時はバブル全盛の頃で、財テクブームでした。
 投資信託を推奨する書籍もたくさん出版されていました。以前に民主党の議員だった海江田万里さんも財テクの本を出していて、投資信託を盛んに推奨していました。
 当時私は株式投資の経験は無くて、投資信託ならプロのファンドマネージャが運用するので確実に利益が出るのではないかという甘い考えで投資信託を購入しました。
 野村證券と三洋証券で投資信託を購入しました。その後バブルがはじけてしまい、投資信託は元本割れしました。資金は購入時の約70%に目減りしました。三洋証券はその後倒産しました。(資金は回収できました。)それ以来投資信託は止めました。

株式投資信託の手数料

 株式投資信託を始めた当初は、手数料について深く考えたことは無かったのですが、改めて調べてみると、投資信託には以下の3つの手数料がかかりることが分かりました。

1.販売手数料
買い付けた日の基準価額に対して1~3%の販売手数料が掛かる。※ファンドによっては、販売手数料が掛からないものもある。
2.信託報酬
純資産総額に対して年率1~3%の信託報酬が掛かる。
3.信託財産留保額
売却日の基準価額に対して1~2%の信託財産留保額が掛かる。※ファンドによっては、信託財産留保額が掛からないものもある。

 上記の手数料には手数料額の消費税もかかります。(2007年時点で5%、2015年時点で8%)
 上記の手数料を単純計算で足すと3~8%となります。2項の信託報酬は毎年かかるので、信託期間が長ければもっとかかります。
 つまり投資信託は年率で3~8%以上の運用利益を出さないと個人の運用資金は元本割れすることになります。運用成績がプラスでもマイナスでも、証券会社は儲かる仕組みになっています。
 ファンドの運用損益がマイナスでも信託報酬は頂きます、というのは予めルールで決まっているで合法的なのですが、個人的にはなかなか納得出来ません。
 上記を鑑みて、私は投資信託に投資する気にはなりません。自分で株式投資を行なった方が納得できると思います。


【株式サイトのランキングをチェック】
株式ランキング
ホームページランキングネット
Link-MP投資ランキング

株式投資初心者徒然日記抜け毛はげ対策研究所宅建試験初心者合格サイト


更新日:2015年01月14日 水曜日
作成日:2007年02月26日 月曜日

アクセス解析 レンタルCGI