ホストコンピュータとCADシステム

CADシステムの意味、ホストコンピュータの意味、ホストコンピュータによるCADシステム、について解説しています。

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CADシステムの意味

 CADシステムとは、Computer Aided Design の略で、コンピュータを使用して設計・製図を行うシステムのことです。
 今から30年近く前、私がシステムエンジニア(SE)として働き始めた頃の、コンピュータの話です。
 私はコンピュータ・メーカー系のSEでした。メーカー系というのは、親会社が◯◯電気、或いは、◯◯製作所のような電機メーカーで、そのグループ配下のソフトウェア・エンジニアリング会社の社員でした。
 自社製のコンピュータを用いて機器構成を設計し、情報システムを提案していました。私の担当顧客は製造業で、主にCADシステムを提案していました。

ホストコンピュータの意味

 ホストコンピュータとは、企業の基幹業務で使用される大型のコンピュータのことで、メインフレームとも呼ばれており、主に会計システムや人事・給与システムなどに使用します。
 近年では、CADシステムは主にパソコンで動作しますが、30年近く前では、ホストコンピュータで動作していました。

ホストコンピュータによるCADシステム

 約30年前のCADシステムは、当時のコンピュータの性能と比較してかなり負荷が重いシステムで、パソコンでは動作が遅く、高性能なホストコンピュータで運用していました。
 ホストコンピュータにはTSSで数台~数十台のCAD端末が接続されていました。数値処理はホストコンピュータ上で行い、表示・操作はCAD端末で行いました。
※TSS…タイムシェアリング・システム。コンピュータを複数のユーザで共有する技術。

 当時のコンピュータは高価で、ホストコンピュータは買取価格で数億円、レンタルしても月額数百万円~千数百万円以上するものでした。CAD端末もかなり高価で、買取価格で1台数百万円~1千万円くらいしていました。
 ハードウェアが高価な時代でしたので、ホストコンピュータとCAD端末をレンタルしてもらうだけで月額1千万円以上となり、SEの人件費もある程度の割合を負担出来ていました。

 その後、コンピュータは小型化、低価格化され、SEの対価(コンサルティング費、設計費など)を別途顧客から頂かないと、コンピュータメーカーのSE部門はやっていけなくなりました。
 たった30年前の話ですが、SEにとっては古き良き時代でした。


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更新日:2014年08月15日 金曜日
作成日:2007年03月02日 金曜日

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