特別損失とは(とくべつそんしつとは)

特別損失の意味、特別損失の内訳、特別損失を経常的な費用と区別する理由、などについて解説しています。

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特別損失の意味

 特別損失とは、当該企業において、ある決算期だけに臨時的に発生した損失のことです。
 特別損失は、税引前当期利益を算出する際に、経常利益から差し引かれます。

特別損失の内訳

 特別損失には以下のようなものがあります。

  • 不動産などの固定資産の売却損
  • 長期間保有した株式等の売却損
  • 役員退職金
  • 自然災害、火災などの損失

特別損失を区別する理由

 特別損失は、本業や副業とは関係の無いところで発生した、臨時の損失です。
 臨時の損失を経常的(コンスタント)に得られる利益と一緒にしてしまうと、収益力を過小評価する恐れがあるので、個別の欄を設けて区別してあります。

株式の損失は営業外費用と特別損失とのどちらに属するか

 特別損失に少し似ているけれども、性格が異なるものに「営業外費用」があります。
 営業外費用の項目の中に「有価証券売却損・評価損」があります。一方で、特別損失の中にも「株式等の売却損」があります。
 どちらも株式等の損失なのに、なぜ営業外費用と特別損失との両方に、同じ項目があるのでしょうか。

 営業外費用は、経常的な費用です。従って、株式等の売却損を営業外費用に含めるケースでは、経常的に株式投資を継続していた場合に発生した損失だから、経常的な費用として営業外費用に分類する、という考え方になります。

 これに対し、特別損失はある決算期に突発的に発生した損失です。従って、株式等の売却損を特別損失に含めるケースでは、長期間保有した株式等を売却した場合のような、今回限りの損失だから、臨時的に発生した損失として特別損失に分類する、という考え方になります。


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更新日:2012年10月18日 木曜日
作成日:2007年07月27日 金曜日

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