ディフェンシブ銘柄による3点チャージ投資法の検証

ディフェンシブ銘柄による3点チャージ投資法の検証について解説しています。

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投資の達人探訪 ~そのとき、彼らは何を考え、何をしたのか~

 ディフェンシブ銘柄を対象として、3点チャージ投資法の損益を検証しました。

ディフェンシブ銘柄とは

 ディフェンシブ銘柄とは、
●景気の影響を受けにくく、
●不景気でも収益が安定している、
企業の株のことです。
 資産の目減りを防ぐのに適しているので、ディフェンシブと呼ばれます。

 ディフェンシブ銘柄を投資対象銘柄とすることに関し、明地文男著「3点チャージ投資法 完全攻略ワークブック」に以下の記述があります。

 ディフェンシブとは、「防衛的」という意味で、業績や株価が景気にあまり左右されない銘柄を指します。具体的に言うと、ディフェンシブ銘柄は「食品」「医薬品」「電力・ガス」などです。これらの銘柄は、相場環境が悪いと、連れ安はしますが、景気とはあまり連動していないので、株価が安くなれば、買いが入り、ある程度下げると反発する可能性が高いです。(p.132)


 3点チャージ投資法は、乖離率ボリューム・レシオ(VR)相対力指数(RSI)の3つのテクニカル指標を使用して底値を予測して買う、逆張り投資法です。
投資法検証時の共通的な条件は、投資法検証における共通規則を参照下さい。
相場動向の判断には3点チャージ指数を参照下さい。

対象銘柄

 ディフェンシブ銘柄として、東証一部において業種が「食料品」「医薬品」「電力・ガス業」である銘柄(124銘柄)を検証対象としました。

投資成績(ディフェンシブ銘柄)

 ディフェンシブ銘柄を売買対象として、過去の株価データを使用した仮想売買による損益の検証結果です。

3点チャージ投資法の損益(対象銘柄:ディフェンシブ銘柄)
投資期間 トレード数 1トレード
平均損益
年間損益 勝率 平均保有
日数
2006/01/01~2006/12/31 30 \-677 \-20,296 60% 82
2005/01/01~2005/12/31 1 \14,696 \14,696 100% 63
2004/01/01~2004/12/31 10 \45,849 \458,494 80% 77
2003/01/01~2003/12/31 14 \20,049 \280,679 57% 53
2002/01/01~2002/12/31 35 \45,707 \1,599,735 83% 32
2001/01/01~2001/12/31 53 \24,484 \1,297,673 70% 40
2000/01/01~2000/12/31 37 \22,951 \849,200 73% 37
1999/01/01~1999/12/31 34 \-11,308 \-384,477 50% 21
1998/01/01~1998/12/31 35 \24,006 \840,200 77% 43
1997/01/01~1997/12/31 135 \-9,378 \-1,265,990 45% 38
1996/01/01~1996/12/31 19 \-10,060 \-191,146 47% 49
1995/01/01~1995/12/31 21 \29,855 \626,954 67% 43
1994/01/01~1994/12/31 3 \-46,100 \-138,300 33% 52
1993/01/01~1993/12/31 30 \24,878 \746,325 60% 29
1992/01/01~1992/12/31 89 \57,268 \5,096,862 79% 27
1991/01/01~1991/12/31 26 \30,536 \793,946 65% 33
1990/01/01~1990/12/31 160 \16,249 \2,599,763 61% 35
合計 732 \13,204,318
平均 43 \18,039 \776,725 63% 38


考察

 年間平均トレード数は43で適度に取引が発生しています。但し、多い年は160、少ない年は1で、かなりばらつきがあります。

 平均年間損益は776,725円で、副収入として適度な金額です。仮に年金生活者の方で、副収入が年間77万円あれば、かなりうれしいと思います。

 平均勝率は63%で、日経225銘柄を対象として3点チャージ投資法の損益を検証した場合の平均勝率60%より若干向上しています。ディフェンシブ銘柄は買いシグナルが出た後に反発する確率が高いと想像していたので、63%という勝率は物足りないように感じます。

 年間損益がマイナスとなっている年が5回あります。また、1996年、1997年は2年連続でマイナスとなっています。17年間の検証で平均年間損益が77万円なので、統計的に見れば、ディフェンシブ銘柄による3点チャージ投資は優位性があると言えます。

 年間損益がマイナスとなる年に遭遇した場合に、この投資法は長く続ければ優位性があるので、このまま継続しようと思えるか、マイナスの損益に失望して諦めるかで、その後の損益は大きく変わってくると思います。

 統計的に見て優位性が有ると認められる投資法を長く続けることが、株式投資で勝つ秘訣だと思います。


仮想売買による損益検証はパイロン を使用して行いました。


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作成日:2007年04月25日 水曜日
更新日:2008年10月23日 木曜日
キーワード解析:2008年11月05日 水曜日

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