委託保証金とは(いたくほしょうきんとは)

信用取引における委託保証金の意味、代用有価証券の掛け目、代用有価証券における担保価値の算出方法、委託保証金の基準、必要な保証金額の算出方法、などについて解説しています。

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委託保証金の意味

 信用取引における委託保証金とは、投資家が証券会社に担保として差し入れる、現金或いは、株券などの有価証券のことです。
 委託保証金が現金の場合、担保価値は額面通りの金額となります。
 委託保証金が有価証券の場合、担保価値算出には掛け目(かけめ)が定められており、その時点の評価額から更に割り引かれた額の担保になります。

代用有価証券の掛け目とは

 現金の代わりとして担保にする有価証券を代用有価証券と言います。主な代用有価証券の法定で定められた掛け目は以下の通りです。

代用有価証券の掛け目
種類 掛け目
上場証券 80%以下
国債 95%以下
政府保証債 90%以下
地方債 85%以下
公社債投信 85%以下
追加型株式投信 80%以下
単位型株式投信 80%以下
上場転換社債 80%以下

※実際の掛け目は、各証券会社によって異なる場合がありますので、各証券会社のWEBサイト等で御確認下さい。

代用有価証券における担保価値の算出方法

 例えば、一株1,000円の株が1,000株あり、上場証券の掛け目が80%で、代用有価証券として用いる場合の担保価値は以下の様に算出されます。

担保価値 = 1,000円 × 1,000株 × 0.8 = 80万円

 時価100万円の株式の、8掛けということで、80万円の担保価値になります。

委託保証金の基準

 委託保証金の最低基準は、30万円以上、かつ、売買価額に対して30%以上と定められています。
 委託保証金の基準は各証券会社によって異なる場合がありますので、取引開始にあたっては各証券会社のルールに従って下さい。

必要な委託保証金額の算出方法

 例えば、委託保証金の最低基準に関して、委託保証金率が30%で、かつ、金額が30万円の場合、約定金額が200万円の取引に必要な委託保証金は、
・200万円×0.3=60万円 かつ
・30万以上
ということで、60万円以上となります。

資金の3倍の取引が可能という意味

 約定金額が200万円の取引が、60万円の委託保証金で可能ということで、委託保証金に対する約定金額の倍率を算出すると、
200万円÷60万円=3.333…となります。
 信用取引では最大で手持ち資金の約3倍の取引が出来ると言われる時の「約3倍」はここから来ています。


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更新日:2014年08月28日 木曜日
作成日:2006年10月11日 水曜日

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