仕手戦とは(してせんとは)

信用取引における仕手の意味、仕手戦の手順、仕手の本来の意味、について解説しています。

株式個人投資家生活研究所株の信用取引用語知識2【さ行】>仕手戦とは(してせんとは)

コンテンツ一覧

仕手の意味

 仕手とは、特定の株式銘柄で投機的な短期売買を行い、利益を上げようとする投機筋のことです。仕手筋とも呼ばれます。
 個々の株式銘柄は、通常、当該企業の業績に連動して株価が上下します。
 また、個別の業績以外に、日本全体の景気、海外市場の動向など、相場全体の流れによって上下する場合も多々あります。

 株式は、今後も良い業績が見込まれると思われれば買う人が増えて値上りし、今後業績が伸びないと思われれば売る人が増えて値下がりします。
 しかし仕手が絡むと、業績の見通しとは別の所で、信用取引の買い方と売り方との需給関係のバランスが拮抗した後、バランスが崩れた方に株価が動きます。
 ある銘柄の株を巡って大量の売買を行い、激しくぶつかり合うことを仕手戦と呼びます。

仕手戦の手順

 仕手は以下の様な手順で仕手戦を進めます。
仕手戦の流れ

  1. 仕手のターゲットとなる銘柄を決める。業績が今ひとつぱっとしない低位株が対象となることが多い。また、発行済み株式数が少ない中小型株を狙うことが多い。
  2. 仕手がターゲットの銘柄を密かに買い始める。
  3. 普段は出来高が少ない当該銘柄の出来高が増え始め、値上りする。
  4. 仕手が当該銘柄を買い集めていることが知られ始め、他の投資家も便乗して買い始めるので更に値上りする。
  5. 業績が今ひとつぱっとしない低位株がこんなに買われ過ぎるのはおかしい、と思う人が空売りを始める。売り残が増え始める。
  6. 仕手が当該銘柄を更に買うので、更に値上りする。
  7. 空売りしていた人が値上りに耐え切れなくなって買い返済するので更に値上りする。これを踏み上げと言う。
  8. 頃合を見て仕手が当該銘柄を売り抜ける。必ずしも天井で売る訳ではなく、その手前で早めに売る。
  9. 仕手が売り抜けた後に当該銘柄が天井を打ち、その後暴落する。

仕手の本来の意味

 仕手には本来以下のような意味があります。
1.行う人。巧みにする人。やりて。
2.能または狂言の主役。
3.投機の目的で比較的多量の売買をする人。
株式投資用語としては3項の、投機の目的で比較的多量の売買をする人、という意味になります。

 仕手が好んで扱う、相場を大きく動かす投機的な銘柄を仕手株と呼びます。


サイト内検索 powered by Google
投資日記ステーション

【株式サイトのランキングをチェック】
株式ランキング
ホームページランキングネット
Link-MP投資ランキング

マンション管理士試験研究所宅建試験初心者合格サイト株式投資初心者徒然日記抜け毛はげ対策研究所


株式投資トップページ

更新日:2013年03月01日 金曜日
作成日:2007年09月14日 金曜日

アクセス解析 レンタルCGI