商品回転率とは(しょうひんかいてんりつとは)

商品回転率の意味、商品回転率の計算式、商品回転率と棚卸資産回転率との違い、在庫量の考え方、商品回転率を判断する目安、について解説しています。

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商品回転率の意味

 商品回転率とは、企業の売上高に対して、商品の在庫量が適正かどうかを見る指標のことで、売上高が商品の在庫量の何倍であるかを、回転率(=回転数、倍数)として表したものです。

商品回転率の計算式

商品回転率は以下の計算式で算出します。
商品回転率 = 売上高 ÷ 商品の在庫合計額

商品回転率と棚卸資産回転率との違い

 商品回転率の計算式における分母は、商品在庫高の合計額であるのに対し、棚卸資産回転率の計算式における分母は、棚卸資産の合計額です。
 棚卸資産とは、製品や半製品だけでなく、商品、原材料、仕掛品、貯蔵品など、会計上の期末に棚卸しを要する資産のことです。
 商品は棚卸資産の構成要素の一つです。

在庫量の考え方

 在庫量を、消費者や購入者側から見ると、製品や商品の在庫量が多いということは、欲しい製品や商品を、待たずにすぐ購入出来るので、望ましいと言えます。
 一方で、在庫量を企業側から見ると、製品や商品の在庫量が多いということは、商品が次々に売れればあまり問題となりませんが、売れ行きが鈍ってくると売れ残った製品や商品の価値が低下し、不良在庫となって経営を圧迫する要因となります。
 過剰な在庫は、資産価値の低下を招く要因となるだけでなく、保管の為の倉庫代が余分にかかるので、余分な費用が発生し、経営を圧迫します。

商品回転率を判断する目安

 商品回転率は、当該企業の売上高を達成するのに、在庫量が何回転しているかを表しています。回転数が大きいということは、より少ない在庫量で売上を達成していることになるので、望ましいと言えます。
 商品回転率を判断する目安は以下の通りです。

商品回転率の目安
流通業 製造業
理想 20回転以上 12回転以上
要注意 10回転以下 6回転以下

 流通業の場合、商品回転率は20回転以上が理想です。逆に、商品回転率が10回転以下の場合は要注意です。
 製造業の場合、商品回転率は12回転以上が理想です。逆に、商品回転率が6回転以下の場合は要注意です。


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更新日:2017年07月24日 月曜日
作成日:2007年08月04日 土曜日

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