スタンレー・ドラッケンミラーに学ぶ株式投資の教訓

スタンレー・ドラッケンミラーのインタビューから株式投資の教訓を学びます。

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株式投資の教訓とコメント

 マーケットの魔術師シリーズ第2巻に登場するトレーダー、スタンレー・ドラッケンミラーのインタビューの中から株式投資の教訓となる文言を抽出し、コメントを加えて考察します。

レバレッジと損失

相場に関して正しい考えを持っていたとしても、レバレッジを利かせ過ぎると、結局、損をすることになる。(p.210)

コメント
 株式相場の値動きは、最終的には考えた通りであったとしても、そこに行き着くまでに一時的に想定とは逆の動きをすることがあります。
 レバレッジを利かせ過ぎると、株価が逆行したときに追い証が発生したり、動揺して心理的に耐え切れなくなったりして、意図に反して損切りせざるを得ない状況になることがあります。

評価損と手仕舞い

間違えたらすぐに対応すること。(p.226)

コメント
 評価損失を放置しておくと、予想以上に評価損が大きくなることがあります。
 評価損が大きくなるのを防ぐには、損失が投資額に対して一定の割合、或いは一定の額に達したら、予め決めてある損切りルールに従って損切りすることが重要です。
 ポジションを持ったら、どのような状況になったらポジションを閉じるのか、手仕舞いのシナリオを立てておくことが必要です。
 常にポジションの損益を監視出来れば手動の損切りでも対応出来ますが、相場に張り付くことが出来ないのであれば、ストップ・ロス・オーダー(逆指値注文)を設定して、機械的に手仕舞うのがよいでしょう。

ポジション管理

相場見通しが、近い将来、下げを見越しているのであれば、現金にするなり、株を差し引き売り持ちポジションに変更するなりするべき。(p.226)

コメント
 株式相場が下落トレンドの最中に、買いポジションを持ったまま見ていてはいけません。
 下落トレンドに移行する前に、買われ過ぎだとか相場が過熱しているとかといった兆候が現れたら、買いポジションのサイズを徐々に減らすとか、つなぎ売り空売りを検討するときです。
 仮に長期投資を行っているとしても、必ずしも常時、同量の株を保有し続けなければならないということはありません。

投機とリスク

マーケットとは、切羽詰まった状況から生まれる不注意さを決して許さない、非情なところなのである。(p.227)

コメント
 株式投資において、一発勝負とか、一か八かの大勝負というのは、やらないに越したことはありません。
 株取引で失敗しても、株式相場から撤退するようになったとしても、人生を清算するような事態は避けなければいけません。

 もう後が無いとか、今度失敗したら全てを失うとか、そのような状況まで自分を追い込むべきではありません。そういう意味では、借金で株式投資をするのは、間違っています。
 土地や建物を抵当に入れてお金を借り、株式投資をするようなことは、決してやってはいけません。林輝太郎さんの著書には、株式投資に失敗して家を失い、自殺した人の話が出ています。

 信用取引は、ある意味では借金して投資をするようなものです。運用資金との兼ね合いでレバレッジを効かせ過ぎないように留意するべきです。

ウィザード人脈

なし

マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓(シリーズ第1巻)

新マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓
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更新日:2015年04月27日 月曜日
作成日:2007年04月08日 日曜日

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