売上債権回転率とは(うりあげさいけんかいてんりつとは)

売上債権回転率の意味及び計算式、売上債権の内訳、売上債権回転率の目安、について解説しています。

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売上債権回転率の意味

 売上債権回転率とは、企業の売上高に対する、売上債権の割合が適正かどうかを見て、経営効率を判断する指標で、売上債権が売上高の何倍であるかを、回転率(=回転数、倍数)として表したものです。

売上債権回転率の計算式

売上債権回転率は以下の式で算出します。
売上債権回転率 = 売上高 ÷ (受取手形 + 売掛金)

売上債権の内訳

 売上債権とは、製品や商品を売った後で、まだ回収していない代金のことです。いわゆる「つけ」で品物を売った代金です。
 売上債権には、受取手形と売掛金とがあります。
 受取手形は、取引先が将来的にお金を支払うことを約束したもので、有価証券の一種です。
 売掛金は、売ったものの、まだ回収していないお金のことです。

売上債権回転率の目安

 売上債権回転率を判断する目安は以下の通りです。
・理想……年6回転以上
・要注意…年3回転以下

 売上債権回転率が年に6回転ということは、12ヶ月÷6回転=2ヶ月で、売上債権の回収に2ヶ月かかるという意味になります。
 売上債権回転率が年に3回転ということは、12ヶ月÷3回転=4ヶ月で、売上債権の回収に4ヶ月かかるという意味になります。

 売上債権が2ヶ月以内に回収出来れば、資金繰りが楽になり、経営状態が安定します。
逆に、売上債権の回収に4ヶ月以上かかれば、資金繰りが苦しくなり、経営状態が悪化します。

 売上債権は売上の一部なので、売上債権が増えることは良いことにも思えますが、増え過ぎると支払いが遅れたり、回収不能になる危険性が高まります。
 従って、売上債権が一定水準を越えると、健全な経営を進める上で好ましくない状態となります。


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更新日:2017年05月07日 日曜日
作成日:2007年08月03日 金曜日

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