限界利益とは(げんかいりえきとは)

限界利益の意味

　限界利益とは、企業の売上高から変動費を差し引いた値で、会社の利益構造を見る為に使用します。
　限界利益と固定費とが均衡する点を損益分岐点と言います。
　売上高が損益分岐点より多ければ、損益はプラスとなり、利益が出ます。
　売上高が損益分岐点と等しければ、損益はゼロとなり、利益も損失もありません。
　売上高が損益分岐点より少なければ、損益はマイナスとなり、損失が出ます。

限界利益の計算式

限界利益は以下の計算式で算出します。

限界利益　＝　売上高　－　変動費

　売上高は会社が一年で稼いだ収益です。
　変動費は、売上高に比例して変化する費用で、仕入原価や原材料費、販売手数料などがあります。
　限界利益を算出すると、限界利益と固定費とが一致する点、すなわち損益分岐点が分かり易くなります。
　売上高に対する限界利益の割合を、限界利益率と言います。