有形固定資産とは(ゆうけいこていしさんとは)

有形固定資産の意味

　有形固定資産とは、長期間に渡って事業目的に使用する資産において、物理的な実体を有する固定資産のことです。
　有形固定資産は貸借対照表の左側、資産の部に記載されます。

有形固定資産と減価償却

　有形固定資産は、取得原価により評価し、減価償却を行います。減価償却を行う理由は、年月の経過によって資産価値が減少するからです。
　土地などのように、年月の経過によって資産価値が減少しないものは減価償却が出来ません。　その為、土地及び建設仮勘定は減価償却の対象外であり、非償却資産となります。

有形固定資産の内訳

　有形固定資産には、償却資産と非償却資産とがあります。
　償却資産には、建物、構築物、機械装置、船舶、航空機、車両運搬具、工具器具備品などがあります。
　非償却資産には、書画骨董、土地、建設仮勘定などがあります。
　有形固定資産の勘定科目は、以下の項目で構成されます。