泉北高速鉄道の路線を検証する
1.線路配置
1.中百舌鳥〜深井間
途中南海高野線と分岐するための中百舌鳥隧道は一度すべての土を掘り返し、
トンネル枠作り、埋めるという「開削工法」で建設された。この工法は陶器山トンネルでも
採用されている。
中百舌鳥隧道の扁額は佐藤 元大阪府知事と井口 元大阪府都市開発株式会社 社長が書いた扁額が
それぞれ和泉中央方と中百舌鳥方に掲げられている。
そしてこの区間に泉北線内で唯一、踏切がある場所でもある(中百舌鳥第一踏切)。
2.深井〜泉ヶ丘間
この区間は泉北1号線と併走する区間で大阪府が建設を進めた区間です。
道路と併走するため、軌道上への自動車の転落が予想されるのでS58より
自動車転落防止壁と自動車進入検地装置を設置、S59にはネットフェンスを
破壊すると特殊信号発光機が作動するように改良されている。
3.泉ヶ丘〜栂・美木多間
この区間は丘陵間の谷間を越える路線であり34‰と30‰の急勾配がある区間でもある
またこの駅間に平坦区間がないことが特徴である。栂・美木多駅が唯一泉北線内で平坦区間
の上にある駅である。
4.栂・美木多〜光明池間
この区間もまた丘陵間の谷間を越える路線であり34.3‰と30‰の急勾配がある区間
でもある。またこの区間のほとんが切土によって軌道が敷設されている。
*.光明池検車区
光明池駅から和泉中央よりある泉北高速鉄道の車庫である、収容能力167両、敷地面積
37514u、軽検査から重要部検査、全般検査、改造なども実施されている。
5.光明池〜和泉中央間
この区間は途中、阪和自動車道と国道480号線との同時立体交差がありこの区間内で一番難工事だった
場所でもある、この区間の総事業費は195億円で中百舌鳥〜光明池間の総事業費220億円と並ぶ。
終点の和泉中央には4線の留置線があり、駅ビル内に本社がある。
‰(パーミル)とは千分率。この場合は1000m進むと何m上がるかが言われる。例えば30‰だと1000m進むと
30m上がることになる。