泉北高速鉄道の運賃は本当に高いのか?

 

平成25年以前の話です・・・

 

普段、泉北高速鉄道を利用なさっている方ならつくづく感じておられる方もおられるかもしれませんが、

泉北高速鉄道の運賃って平均的に高い感じがしませんか?


A:実はそうでもないのです。
  なぜかというと、それはみなさんの乗車時間と距離そして相互乗り入れが関係しているのです。
  

  例えば、和泉中央から中百舌鳥までの運賃は310円、距離は14.3kmあります。
       この距離14.3kmに注目して、もし中百舌鳥から高野線でどこまで行くと思いますか?
       なんと、上り方向ならなんば・下り方向なら少な目にみて河内長野までいけるのです。
       それでは運賃で比較してみると、中百舌鳥からどっちに向かっても320円なんです。
       そうなると、南海より10円安い!ということになります。

  もう一つ例えれば、泉ヶ丘から深井までの運賃は200円、距離にして4.1kmあります。
  もう一度、距離4.1kmに注目して、中百舌鳥から高野線でいってみると、上りなら浅香山、

 下りなら萩原天神までいけるのです。




  それでは和泉中央からなんばまでなぜ運賃が610円もしてしまうのだろうか?距離にして約27.6km。南海の運賃なら530円
  それは今、都市間輸送では欠かせない相互乗り入れがあるからです。

  もともと南海電鉄と泉北高速鉄道は名前からして別会社、かと言って、泉北高速鉄道は

  南海電鉄のグループ会社でもない。そこででてくるのが運賃の合算です。会社分岐点である

  中百舌鳥駅からなんば駅までの南海電鉄の運賃320円、和泉中央から中百舌鳥までの泉北高速鉄道の

  運賃310円それに乗り継ぎ割引(回数券には適用されない・両社10円負担)20円が引かれて

  610円になるのである。
  

  中百舌鳥駅は泉北高速鉄道利用者にとって大きな存在なのである。

 

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