「高速鉄道」なのに各駅停車なのは?
ということで、泉北高速鉄道ユーザーのツッコミたくなるような疑問を解説します。
-参考-
泉北高速鉄道は名称からして「高速」が入っていますが、実際には
各駅停車(区急は無視)というオチがあります。それではナゼ「高速」をつけたのでしょうか。
そして、これを解説するには「表定速度」という言葉を使って説明しましょう。
*表定速度=走行距離/時間 (平均速度)
泉北線の和泉中央〜中百舌鳥までの距離(営業キロ)は14.3kmあります、
そして駅間距離が1.9〜4.1kmあり、都市圏の他私鉄と比較して長い(ちなみに
南海では0.5〜5.3km、都市部では平均1km前後)。泉北高速の駅間平均距離は
2.9kmでこの距離は他私鉄において、急行・準急の停車駅間のレベルに入る
泉北高速の表定速度は約53.7km/hで、他私鉄の急行レベルの列車で駅間約3km
としての表定速度は44〜49km/hです。ということは泉北高速鉄道は各駅に停まっていても
高速で走っているということになります。無理にいえば都市部なら駅があるところに泉北高速は駅が
ないという風におもってもらったほうが、「高速」という言葉を納得?していただけるとおもいます。