|
下の袋と上の袋がとてもよく似ていて、いわゆる二型性ははっきりとは見られません。袋は細い円筒形ですが、底の部分は球形または楕円体形をしています。 本種は、Nepenthes の中でも分布範囲が広く、非常に変異の大きい種で、様々なフォームのものが出回っています。色々なものを栽培してみると面白いでしょう。形だけでなく、色の変化にも富み、緑一色のものから、赤みがかっているもの、赤い縞模様のあるものまで様々です。 本種の栽培は比較的簡単で、初心者にも向いています。N.khasiana と同じように、冬季の最低温度が10℃以下でも耐えられるものもあります。しかし、産地やフォームによって耐寒性など性質が異なりますので、注意が必要です。本種はかなり高度の高いところにも自生しており、海外では高山性として扱われることも多いようです。しかし、普通の低地性 Nepenthes の温室でも比較的容易に栽培できます。 我が国で、昔から広く栽培されていて、夏になると園芸店などで見かける機会の多い、"ひょうたんウツボカズラ" も、本種の中に入ります。"ヒブリダ"という交配種として扱われることが多いのですが、それは誤りです。 |
| 形態的特徴 | N. alata | N. eustachya |
|---|---|---|
| 葉身 | 披針形から卵形 | 披針形 |
| 葉の頂点 | 鋭形または漸尖形 | 円形から盾着に近い |
| 葉柄 | 幅広い翼がある | 翼がわずかにあるか全く無い |
| 距 | 単一で先端がとがっているsimple, acutely pointed | 単一または分岐している |
| 毛 | 赤みを帯びた、または白味を帯びた毛 | 全くない |
| 袋の基部の構造 | 袋のほかの部分と組織は同じで、つるに向け急に狭くなる | 角張っていて木質で、つるに向け急に狭くなる |