本種が栽培されるようになったのは、比較的最近のことです。N.truncataも変わった形の葉を持っていますが、本種の葉も変わっていて、葉はほとんど円形をしています。 N.truncataでは、袋の形は平凡ですが、本種では袋の形も変わっていて、球と円錐形をくっつけたような形をしています。袋の色は、赤い斑点の入ったオリーブグリーンです。 蔓は上には伸びず、自生地では崖にへばりつくようにして生えています。垂直近い岩壁を、ただ一本の頼りない縄ばしごにつかまって登っていったところに、本種が生育しています。本種の自生地はただ1ヶ所しか知られていなかったのですが、珍しいがゆえの乱獲と、更には近年の山火事で壊滅的な被害を受けており、絶滅が危惧されています。N.campanulata に境遇が似ています。 誰もが栽培してみたいと思う魅力的な種で、入手はヨーロッパ方面から組織培養苗が供給されています。栽培自体はそれほど困難ではないようです。 |