N. edwardsiana subsp. macrophylla 

 Nepenthes edwardsiana Low ex Hook. f. subsp. macrophylla Marabini
 Nepenthes macrophylla (Marabini) Jebb & Cheek
 ネペンテス マクロフィラ

ネペンテス マクロフィラ
©  Johannes Marabini

N.edwardsiana subsp.macrophylla
ネペンテス マクロフィラ

 N.edwardsiana は、円盤を並べたような特徴的な襟を持つ、高地性の Nepenthes です。
 このページにあげたのは、本種の亜種である N.edwardsiana subsp. macrophylla です。
 しかし、これを亜種ではなく、N.macrophylla という独立した種として扱おうという考え方もあります。本ホームページの解説ページでは、後者の立場を取っています。

 この写真は、Johannes Marabini 氏 が自生地で撮影したものです。以下は、同氏の見解です。
 N.edwardsiana は、キナバル山、タンブユコン山、トルス・マディ山、( そしておそらく トルス・マディ山の東の Pinesowitan 山にも ) に自生しています。Hooker によって記載された オリジナルのタイプは、キナバル山とタンブユコン山で発見されたものですが、 subsp. macrophylla は、トルス・マディ山 (および おそらく Pinesowitan 山にも) 固有のものです。
 この二つのタイプは、口の形や葉の大きさ ( subsp. macrophylla の方が大きくて、最大 60cm のも長さになります) に違いが見られます。しかし、この違いは、別の種として扱うほどのものではありません。

ネペンテス マクロフィラ
©  Andreas Wistuba
(Dr. Andreas Wistuba is the author
and copyright-holder of this photograph.)

N.edwardsiana var.macrophylla
ネペンテス マクロフィラ ( 下の袋 )

 こちらの写真は、Andreas Wistuba 氏 の自生地写真です。氏の見解は微妙です。
 写真には一応、N.edwardsiana var. macrophylla と書かれていますが、むしろ N.macrophylla という独立した種として扱っているのではないかと思われます。

 トルス・マディ山産のもので、下の袋の写真です。捕虫袋の一部は、苔に埋もれています。

ネペンテス マクロフィラ
©  Andreas Wistuba
(Dr. Andreas Wistuba is the author
and copyright-holder of this photograph.)

N.edwardsiana var.macrophylla
ネペンテス マクロフィラ ( 中間に付く袋 )

 同じく、こちらは中間に付く袋です。
 ほれぼれするような美しい色彩です。

ネペンテス マクロフィラ
©  Andreas Wistuba
(Dr. Andreas Wistuba is the author
and copyright-holder of this photograph.)

N.edwardsiana var.macrophylla
ネペンテス マクロフィラ ( 上の袋 )

 こちらは、上に付く袋です。
 かなり年齢を重ねた大株のもので、トルス・マディ山 山頂の木によじ登って生えていました。
 この角度から見ると、本当に皿を並べたような襟であることが分かります。

ネペンテス マクロフィラ
©  Andreas Wistuba
(Dr. Andreas Wistuba is the author
and copyright-holder of this photograph.)

N.edwardsiana var.macrophylla
ネペンテス マクロフィラ ( 雄の花序 )

 Nepenthes には、雌雄の区別がありますが、こちらは雄木に付いた花序です。
 写真では良くわかりませんが、おそらく相当な大きさなのでしょうね。

 捕虫袋の色彩・形状ともに非常に美しく、栽培してみたくなりますが、幸いなことに、高地性 Nepenthes の栽培環境があれば、簡単に栽培できるようです。ただし、成長は遅いようですので、忍耐が必要ですね。

ネペンテス マクロフィラ
©  Borneo Exotics

N.macrophylla
ネペンテス マクロフィラ ( 中間の袋、自生地 )

 本種は、N.edwardsiana と近縁です。サバのトルス・マディ山の標高 2,000 - 2,600m にある鮮苔林の尾根に自生しています。
 本種は非常に魅力的な種で、大きな堅い捕虫袋と、特徴的な縁歯のある襟を持ちます。

 栽培は難しいほうで、成長は遅いです。初心者には勧められませんが、正しい条件で栽培すればとても育てがいのある Nepenthes です。

ネペンテス マクロフィラ
©  Johannes Marabini

N.edwardsiana subsp.macrophylla
ネペンテス マクロフィラ など

 これは Johannes Marabini 氏が自生地で撮影した写真で、左側の大きな2つの捕虫袋が N.macrophylla、中央上が N.lowii、右側の大きな捕虫袋2つは両者の交配種の N.Trusmadiensis です。
 ライターと比べると、その大きさが分かります。

ネペンテス マクロフィラ
©  Johannes Marabini

N.edwardsiana subsp.macrophylla
ネペンテス マクロフィラ ( 栽培品 )

 今度は栽培品の写真です。これは Johannes Marabini 氏 の栽培品ですが、何と 種子から これまでに育て上げたそうです。本当に驚いてしまいます。

 既に述べたように、高山性の Nepenthes で、自生地は 霧のたち込めた低山帯ですが、栽培するときは、乾燥気味にした方が良いそうです。
 用土が過湿になると、根腐れを起こして枯れてしまいます。ハイドロカルチャーに使う粒状粘土、ピート、バーク (あるいは コルク) を等量混合した用土を使用すると良い結果が得られます。

 解説



ホーム| おすすめページ| 原種写真一覧| 食虫植物検索| 参考文献
Text copyright © 1999 - 2007  JIPS, KNAKAI     Photographs copyright © 1999 - 2007 as credited