N. mirabilis  

 Nepenthes mirabilis (Lour.) Druce
 ネペンテス ミラビリス

ネペンテス ミラビリス
©  Heiko Rischer

N.mirabilis
ネペンテス ミラビリス

 イリアン・ジャヤの Plains 湖周辺に生育する、N.mirabilis です。

ネペンテス ミラビリス
©  Heiko Rischer

N.mirabilis
ネペンテス ミラビリス ( 自生地 )

 海抜 60m の自生地の様子です。湖の岸辺に、ほとんど水浸しの状態で生育しています。

ネペンテス ミラビリス
©  Borneo Exotics

N.mirabilis
ネペンテス ミラビリス ( 自生している様子 )

 本種は、東南アジア諸国のいたるところで見られます。自生範囲は広く、通常は低地性産ですが、1,500m までの高地に産することも稀にあります。
 やわらかい袋を持ち、その色は緑から深紅色までさまざまです。
 葉にワックス状のコーティングがないため、低湿度など極端な条件には耐えられません。

ネペンテス ミラビリス
©  Borneo Exotics

N.mirabilis
ネペンテス ミラビリス ( 上の袋、自生地 )

 こちらはややピンク色がかった上の袋の写真です。

ネペンテス ミラビリス エキノストマ
©  Borneo Exotics

N.mirabilis var. echinostoma
ネペンテス ミラビリス エキノストマ ( 上の袋、自生地 )

 この変種は、一般的な N.mirabilis とは大きく異なっており、ボルネオ島のブルネイの海抜 200m までの低地に固有の変種です。いくつかの点で、一般的な N.mirabilis と異なっていますが、最も特徴的なのは、襟の縁歯が立ち上がっていて、それが変種名の由来となっています。

ネペンテス ミラビリス エキノストマ
©  Borneo Exotics

N.mirabilis var. echinostoma
ネペンテス ミラビリス エキノストマ( 上の袋、自生地 )

 栽培は容易ですが、その柔らかな葉は、ワックス状の保護層を持っていないため、低湿度などの極端な条件には耐えられません。

ネペンテス ミラビリス
©  Phill Mann

N.mirabilis
ネペンテス ミラビリス ( レッド )

 こちらの写真は、オーストラリア北部のケープヨーク産のもので、きれいな赤色をしています。

ネペンテス ミラビリス
©  Ch'ien C. Lee

N.mirabilis
ネペンテス ミラビリス ( 果実 )

 こちらの写真は、本種の果実です。鞘がはじけてほとんどの種子が飛び出してしまっています。

ネペンテス ミラビリス ウイングドフォーム(グリーン)
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis winged Green
ネペンテス ミラビリス ウイングドフォーム(グリーン)

 ここから下8枚の写真は、猪熊氏の栽培品です。

 葉身から翼と蔓が繋がって直接袋を形成している変種です。ウイングドフォームのグリーンとして入手しましたが、比較的赤みが強い様です。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス ウイングドフォーム(レッド)
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis winged Red
ネペンテス ミラビリス ウイングドフォーム(レッド)

 濃いめの赤地に白い斑点が入る感じです。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス グリーン
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis Green
ネペンテス ミラビリス グリーン

 こちらの袋はややピンク色がかっています。袋の出来る時期や環境などによって、色合いは微妙に異なってきます。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス グリーン
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis Green
ネペンテス ミラビリス グリーン

 これはまさしく名の通り、薄いグリーン一色です。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス エキノストマ
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis var. echinostoma
ネペンテス ミラビリス エキノストマ

 ボルネオ島ブルネイの標高200m位迄の低地に固有の種で、他のミラビリスと比較してその襟の構造が大きく異なります。襟が極端に発達し平べったくなっており、縁歯が立ち上がって髭の様な触手の様な突起物が無数に生えています。写真の個体は未だ突起物は無い様です。出ない個体かもしれません。写真はグリーン地に赤い斑点が入ります。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス エキノストマ パープル
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis var. echinostoma purple
ネペンテス ミラビリス エキノストマ パープル

 こちらは全体的にパープルからレッドといった所でしょうか

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス エキノストマ レッドスペクルド
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis var. echinostoma Red speckled
ネペンテス ミラビリス エキノストマ レッドスペクルド

 未だ株が小さいからかどうかは判りませんが、殆どパープルと一緒の雰囲気です。今から変わってくるのでしょうか。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス レッド
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis Red
ネペンテス ミラビリス レッド

 これはまさしく名の通り、ワインレッドの様な美しい色合いだと思います。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス グロボサ
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis var. globosa
ネペンテス ミラビリス グロボサ

 ここから4枚の写真は、2011年6月23日にjips殿より分譲していただいたもので、1年半が経過しました。幼苗時はずっと愚図っていましたが、1年経過後から成長度合いが早くなってきたようです。本種は以前バイ キングとして流通していた様です。
ミラビリスは一般的に葉が非常に草質で薄く、葉縁に鋸状のギザギサがあるのが特長です。本種も幼苗時や腋芽の最初の頃の葉は、同様の形態を示しますが、ある程度大きくなると、鋸状のギザギサは目立たなくなるようです。又、葉自身比較的硬くしっかりとしています。
着袋時の環境にもよりますが、総じて幼苗時の補虫袋は色彩が乏しく淡緑色に近い様ですが、ある程度大きくなると、ひときわ赤く色付きとても美しくなります。

 入手して約半年の株に出来た袋で、殆ど色彩が無く淡緑色です。これはこれでみずみずしいかもしれませんね。

©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス グロボサ
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis var. globosa
ネペンテス ミラビリス グロボサ

 約一年後、やっと株も成長をしてきた感じで、袋も少しずづつ色づいてきた様に思います。

©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス グロボサ
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis var. globosa
ネペンテス ミラビリス グロボサ

 一年三カ月後の株に付いた袋です。結構赤く色づいてきました。

©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス グロボサ
©  Kiyotaka Inokuma

N.mirabilis var. globosa
ネペンテス ミラビリス グロボサ

 これは2012年9月15日の草姿全体です。しっかり腋芽も成長してきています。12月現在株はもう少し大きくなっています

©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス ミラビリス
©  JIPS

N.mirabilis
ネペンテス ミラビリス ( ウイングド )

 本種は、非常に広い範囲に自生し、また変異も非常に大きいのが特徴です。
 この写真は、winged と呼ばれる変種のものですが、その名の通り、つるにも翼が着いています。そのため、葉の先がそのまま伸びて袋になっているように見えます。
 写真でわかるように、葉と つるの翼、捕虫袋の翼が、完全につながっています。

 本種は腰水で容易に栽培可能です。葉は薄く、しおれやすいので、水切れにならないように注意します。

ネペンテス ミラビリス
©  JIPS

N.mirabilis
ネペンテス ミラビリス

 こちらは、一般的な N.mirabilis の捕虫袋です。

 捕虫袋の質は薄く、あまり長持ちしません。
 自生地での観察では、1ヵ月も持たないのが普通です。N.bicalcarata などは 7ヵ月以上もつと言いますから、大きな違いです。

 解説



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Text copyright © 1999 - 2013  JIPS, KNAKAI     Photographs copyright © 1999 - 2013 as credited