N. tobaica  

 Nepenthes tobaica Danser
 ネペンテス トバイカ

ネペンテス トバイカ
©  Borneo Exotics

N.tobaica
ネペンテス トバイカ ( 自生の様子 )

 本種は、スマトラのトバ湖周辺の道路沿いの森林の縁などに豊富に見られます。N.reinwardtiana と一緒に生えていることがありますが、本種には、眼のような斑点がないこと、卵形の大きな口を持ち、襟に厚みがないことで区別できます。

ネペンテス トバイカ
©  Borneo Exotics

N.tobaica
ネペンテス トバイカ ( 上の袋、自生地 )

 こちらは上の袋の写真です。

ネペンテス トバイカ
©  Heiko Rischer

N.tobaica
ネペンテス トバイカ

 本種は、スマトラのトバ湖周辺で発見されたことから、tobaica と命名されたことはご存知だと思います。
 この写真は、トバ湖の 百数十km 北西にある バンダハラ山の海抜 1,700m 地点で撮影されたものです。

ネペンテス トバイカ レッド
©  Phill Mann

N.tobaica
ネペンテス トバイカ レッド

 こちらは濃赤色になるフォームです。

ネペンテス トバイカ
©  Johannes Marabini

N.tobaica
ネペンテス トバイカ ( 栽培品 )

 本種の捕虫袋は形がいいですし、その色彩がバラエティーに富んでいます。
 単純な緑色から、真赤になるものまで様々です。
 この写真のものは、捕虫袋の色、襟の色、内部の色のコントラストが美しいですね。

ネペンテス トバイカ
©  Kiyotaka Inokuma

N.tobaica
ネペンテス トバイカ

 ここから下4枚は、猪熊氏の栽培品です。

 本種は北スマトラの主としてトバ湖周辺に自生し、低地から低山帯、やや高地にかけて分布域があるようです。夏の暑さに弱いかと思いましたが、至って強健で暑さをものともしません。寒さにも強い様で育てやすいと思います。もしかするとこの個体は低地性の種なのかもしれません。
本種はレインワルティアナに良く似ており、近縁種であることがうなづけます。小型種で、有る程度の期間ロゼット状ですが、いきなり徒長を始め、見る見るうちに伸びてしまいます。
現在親芽が1.5m程度、1m程の腋芽が1本、5cm程度の腋芽が2本発生しています。行燈仕立てにすれば、ブッシュ状になって見応えがあるのかもしれませんが、我が家では仕立てをさぼったため、他の鉢の上を匍匐する様に伸びています。

 入手して2ケ月程経過したもので、ロゼット葉に出来たロアーです。時間の経過と共に、襟の部分が赤く袋内の色がパープルになってとても美しいですが、袋の形は極一般的ですね。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス トバイカ
©  Kiyotaka Inokuma

N.tobaica
ネペンテス トバイカ

 50cm程度の茎についたミドル当たりの袋でしょうか。ロアーと殆ど遜色ありませんが、翼は無くなってくる様です。この袋は出来たてなので、袋の内側の色が薄い様です。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス トバイカ
©  Kiyotaka Inokuma

N.tobaica
ネペンテス トバイカ

 90cm程度徒長した茎についたアッパーです。全体的にスラッとしたというか、貧乏な感じがします。袋の右を走っているのが本種の茎です。あちこちの鉢の上を這いまわって伸長しています。今春辺りカットして挿し木にしようと思います。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス トバイカ
©  Kiyotaka Inokuma

N.tobaica
ネペンテス トバイカ

 1m以上伸長した茎に出来たアッパーです。未だ出来たての袋ですので、色彩はあまりありませんが、徐々に赤身が射してきます。

 ©  Kiyotaka Inokuma

ネペンテス トバイカ
©  JIPS

N.tobaica
ネペンテス トバイカ

 本種は、全体的な草姿は、N.gracilis に良く似ています。
 この写真は、パープルタイプで、捕虫袋全体が薄い紫色になり、さらに、捕虫袋内部にも紫色の斑点が見られます。

 夏季は出来るだけ涼しく栽培します。

 解説



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Text copyright © 1999 - 2013  JIPS, KNAKAI     Photographs copyright © 1999 - 2013 as credited