N. ventricosa  

 Nepenthes ventricosa Blanco
 ネペンテス ベントリコサ

ネペンテス ベントリコサ
©  Kiyotaka Inokuma

N.ventricosa
ネペンテス ベントリコサ ( 在来種クリーム系 )

 ここから下3枚は、猪熊氏の栽培品です。

 本種はフィリピン固有種、シブヤン島、ルソン島ボントックバナウェ地方やマヨン山等の高地に自生する高地性種で、1837年記載種です。日本に最初に導入されたのはクリーム系のタイプで、一般的に在来種と言割れるタイプでしょうか。他にも低地に自生する種等バラエティーが沢山ある様です。産地によっては、湿度を十分確保しないと中々着袋しないクリーム系や、湿度をさほど要求せず、沢山の嚢を付けてくれるもの物もあります。

 本種は20年以上前に入手したもので、在来種クリーム系と言われるものです。着袋は中々難しく、十分な湿度と光線を要求します。それに他の種と比べ、夏場は結構暑がる様です。秋から春にかけて美しい袋が付きます。この写真はやや涼しくなってきた9月に出来たもので、嚢の質感が蝋細工の様でとても美しいと思います。濁りの無 い色合いですが、時間の経過と共に、襟の部分のみ赤く染まります。

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ネペンテス ベントリコサ
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N.ventricosa
ネペンテス ベントリコサ ( 在来種クリーム系 )

 こちらは膨らみかけた袋の赤ちゃんと、蓋が開いて襟が色付き始めた様子です。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( 在来種クリーム系 )

 袋が出来て1ケ月程経過したもので、襟の部分が美しく色付きました。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( 斑点系 )

 ここから下2枚は、猪熊氏の栽培品です。

 本種は斑点系で輝くようなピンク色に染まり、とても美しいと思います。アッパーになると或る程度色落ちする様ですが、美しさは変わらないようです。奥の袋は開いて1ケ月程度、真中は膨らみかけた袋、手前は開いたばかりの袋です。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( 斑点系 )

 アップにしてみました。色合いが何とも云えず美しいですね。こちらの袋は引き締まったウエストではない様です。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( レッド )

 ここから下3枚は、猪熊氏の栽培品です。

 本種は袋全体が赤く染まり、更に赤身の強い斑模様が入る事が多い様です。間もなく開きそうな袋です。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( レッド )

 こちらは蓋が開いた袋のアップです。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( レッド )

 こちらの袋は全体的に赤身が濃い様です。袋の出来る時期の環境によって、濃淡があるようです。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( レッドパッチ )

 ここから下4枚は、猪熊氏の栽培品です。

 本種はレッドより袋全体の色合いが薄めで、赤斑が入ります。これは腋芽の最初の頃に出来たロアーで、ツートンカラーになる事が多い様です。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( レッドパッチ )

 こちらは蓋が開いた袋のアップです。左から二番目の袋は出来て暫く時間が経過しおり、襟の色が臙脂色に染まっています。左右二つの袋は開いてあまり時間が経っていないものです。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( レッドパッチ )

 こちらの袋はアッパーです。殆ど色が抜けてしまう事が多い様です。これだけを見ていると、クリーム種に良く似ていますね。

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ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( レッドパッチ )

 個人的には、この頃の色合いが一番美しい様に思います。

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ネペンテス ベントリコサ
©  JIPS

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ネペンテス ベントリコサ

 本種は、捕虫袋が洋式便器のような形をしているのが特徴です。また、翼が全く見られないことも変っています。
 捕虫袋の色は色々ありますが、この写真は普通に最も良く目にすることが多いタイプで、黄緑色の袋に赤斑が入っています。
 真紅の襟が良く波打っていて美しいですね。袋内面の白色とは対照的です。

 比較的高いところに自生しているので、夏の暑さには強くありません。

ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( レッド タイプ )

 こちらは、捕虫袋全体が美しい赤色になるタイプです。よく見ると袋の上部に濃赤色の斑点があるのが分かります。
 比較的横幅が広く、ずんぐりした感じです。この写真の標本はふたの発達が良くありません。

ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( 日本在来種 )

 この写真は、「日本在来種」と呼ばれて、古くから日本で栽培されているもので、美しいクリーム色の捕虫袋に、真赤な襟が特徴です。

 夏の暑さに弱く、袋もつきにくいです。

 古い袋なので、若干の汚れは目をつむって下さい。

ネペンテス ベントリコサ
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ネペンテス ベントリコサ ( 雄の花序 )

 この写真は、開花前の雄の花序です。

 解説



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Text copyright © 1999 - 2007  JIPS, KNAKAI     Photographs copyright © 1999 - 2007 as credited