2006/05/27(Sat) 雨

友人と二人でブライドサッカー日本代表選考会を兼ねた合同練習を見学に行きました。
それにしても西八王子は遠い。
八王子駅で危うく逆方向の電車に乗るところでした。

西八王子駅で集団発見。やはりブラインドサッカー関係者でした。
そこで、副理事長でもある石井さんとお話。
ワールド・ペガサス・プロジェクトの話題に触れるとミュージシャン関係と間違えられました。
いえいえ、ただの一般ピープルです。

集合場所にはちょっと遅れて到着。
だって、入り口がどこかわからなかったんだよぉ。

雨なのでウォームアップ&練習は体育館です。
我々は、用具を運んだりしてました。
練習はシュート練習のみ。壁役でたってましたが、あまり出番は無し。
それにしてもシュートの威力は大したもんです。
ボールは普通のサッカーボールより2回りぐらい小さくて、あまり撥ねない様になっているのですが
強烈なシュートが取材に来てた人のマイクポールを折ってしまいました(^^;;
また、上手い選手はドリブルのスピード感もあります。
両足の間でボールを転がすのですが器用なもんだと感心するばかりです。

3対3のゲーム形式は小降りになった屋外に移動です。
みんな凄いです。
目をつむったままダッシュなんて普通出来ますか?
声だけを頼りに、ゴールへシュートできますか?
目隠ししたまま、ボールを持った相手に突進して密着マークできますか?
ボールの音を頼りにちゃんとトラップできますか?
出来ちゃうんですよ、選手たちは。(トラップは向上の余地ありかもしれない)
しかも、選手同士がぶつかることはありません。
空間の把握能力に優れてるんでしょうね。
壁サポータとしてライン沿いに立ってましたが、あまり出番はありませんでした。
関係ないけど、友人は自分のレインコートを女の子に「濡れると寒いから」と貸してました。
ちゃんとメアド聞いた?

ブラインドサッカーでは声が特に重要になります。
ゴールキーパとコーラーの指示が的確で無いと、選手たちも右往左往してしまいます。
それにしても、その指示でうまくボールを扱える選手は大したもんです。
「右60°、8、正面、6」これでシュート決めちゃうんですから。
コーラーが女性ばかりだったのは、声が通りやすいからなのかなぁ。

それにしても、指示出し、声出し、ボールを受けたらとにかくシュートを狙う姿勢など
普通のサッカーの練習にも取り入れたらどうだろうと思いました。
どうですか、西野監督。

さて、練習の合間に釜本理事長とお話することが出来ました。
最初に海外のチームを観て、力量の差に愕然とした事。
浮き球を使ったり、フォーメーションや連係プレイなどに驚いたそうです。
何でも、上手いチームほど声が少ないとか。
他にも、ブラジル・アルゼンチン・スペインの3強が抜きん出ている事。
それでも世界大会ではスペインが優勝出来ない事。
等、気さくにお話して下さいました。
有難うございます。

今回の世界選手権初挑戦を「良い経験になりますね」と言ったところ、
「ギリシャ、フランスも出場するのですが、それらの国には勝てると思います。
もしかしたら、スペインにも勝てるのではという評判もあります」
と力強く仰ってました。
あちゃぁ大失態、申し訳ございません。m(_ _)m

「じゃぁ、アルゼンチン大会の目標はメダルですね」と言うと「そうですね」
と微笑まれました。
その目は弱視とは思えないぐらいキラキラと輝いてました。

是非とも、アルゼンチンに行って欲しいなぁ。
5万人が100円寄付したらいけるんだよなぁ。
このページが少しでも役立つといいなと夢想しつつ筆をおきます。