投手の投球義務更新日 2025年3月18日
投手は最低1人の打者に投球しないといけない。
解説
次の投手は、1人の打者がアウトになるか一塁に達するまで、投球する義務があります。ただし、その投手が病気や負傷のため、投球が不可能になったと球審が認めた場合は除きます。
- 先発投手
- 救援投手
- イニングの初めに準備投球をした投手
- すでに出場していて、イニングの初めにファウルラインをまたいだ投手
この規則に違反して投手交代しようとしたら、審判員は不可能であることを監督に通告します。審判員が気づかずに、誤った投手の交代を発表しても、投球前なら正しい投手に戻せます。万一、誤って交代した投手が1球を投げてしまったら、その投手は正規の投手となります。
【補足1】
救援投手は、走者で第3アウトを取るまでの投球でもかまいません。
【補足2】
すでに出場していて、イニングの初めにファウルラインをまたいだ投手でも、第一打者に代打者が出た場合、交代することができます。ただし、準備投球をした投手は交代できません。
【補足3】
塁に出ていた投手あるいは打席にいた投手が、3アウトで攻守交代になり、そのままマウンドに向った場合、準備投球のため投手板を踏まない限り、そのイニングの第一打者に投球する義務はありません。