走者の守備妨害更新日 2021年6月28日

 走者が、打球を処理している野手の妨げになったら、アウト。
 走者が、送球を故意に妨げたら、アウト。

解説

 走者は、走路を走っていても、打球を処理している野手の妨げになったら、守備妨害でアウトになります。ボールデッドになり、他の走者は妨害発生時の塁に戻ります。打者は一塁に出塁します。ただし、走者の妨害が故意と審判員が判断したら、打者もアウトになります。

 走者が、故意に送球を妨げたら、守備妨害でアウトになります。ボールデッドになり、その走者はアウト。他の走者は、妨害発生時の塁に戻ります。すでにアウトになった走者が、故意に送球を妨げたら、送球しようとした先の走者がアウトになります。

 走者がファウルボールに対する守備妨害でアウトになったとき、それが第3アウトの場合、打者は打撃を完了したものとみなされます。したがって、次のイニングは次打者から始まります。0アウトまたは1アウトのときは、打者はそのまま打撃を続けます。

 三塁本塁間で挟撃された走者が妨害でアウトになった場合、後続の走者は三塁まで来ていても二塁に戻ります。これは、走者が次塁に達するまでは元の塁を占有するとみなされるからです。二塁三塁間での妨害も同様に、後続の走者は一塁に戻ります。

練習問題