タイ王国記〜12月30日〜


2日目 チェンマイ

 

北部のチェンマイはタイで二番目に大きな街です。

街の中心には旧市街があり,城壁で囲まれています。

1296年,日本では鎌倉時代にチェンセーン王国の国王がここに都をおきました。

この時期にしては確かに暑かったのですが,それでもバンコクよりは涼しかったようです。

ガイドさんは地元大学で日本語を勉強したという方でした。

日本には来たことがないとのことでしたが,十分通じる日本語でした。

 

ワット プラ シン(Wat Phra Sing)

1345年建立の市内最大の寺院。五代国王パーユーが父王をまつるために建立。
ちなみに“ワット”とは「寺」という意味
このお寺は旧市街のなかにある。

ワット=プラ=シンの中心ともいえる仏像。

1400年にチェンライから移されて安置されている。

頭部は1922年に盗まれて現在は複製が置かれている。

14世紀末の壁画が描かれているお寺の内部。

壁画の作者は地元の画家。

このお寺を象徴する,大きな巨大な仏塔はお寺の裏手にそびえ立っている。

このあたりは木材が豊富にあったために,木造の壁が使われている。

ちなみにタイのほかの寺院は,あまり木材を使わなくてすむ様式で建築されているものが多い。

ワット スアンドーク (Wat Suanndok)

六代国王クーナにより1383年に建立されたお寺。
境内の白くてたくさんたっている仏塔が印象的。
旧市街の西側に建てられている。

正面から入るとすぐに目に飛び込んでくる大仏。

ちなみにこの建物には壁はない。

やはり木造の壁を作るのは贅沢だったようだ。

上の仏像の裏手に立っている仏像。

表と裏に大仏がいるというのはなかなか面白い。

正面から見て右手奥の境内に立ち並ぶ仏塔。

ランナー王国の歴代の国王の遺灰が納められているという。

メオ族村 (Mong Tribal Village)

観光客用になってしまってはいるが,タイ北部の少数民族の生活の雰囲気が見られる村。
チェンマイからはテンソウと呼ばれる乗合タクシーみたいな車で行く。
ちなみにこの車,ライトバンの荷台に屋根をつけた感じの乗り物。

当然ながら道は舗装されていない。

斜面に家を建てているので,石垣が重要な役目を果たしている。

独楽で遊んでいる現地の子供。

民族衣装に身を固めた少女。

特にスカートは華やかな感じ。

よちよち歩きの子供まで民族衣装を着せられ,観光客の格好のシャッターの標的に・・・

でも,なかなかかわいい。

ワット プラタート ドイ ステープ (Wat Phra That Doi Suthep)

チェンマイ西部の山の頂上にあるお寺で,チェンマイに行ったら是非訪れて欲しいと言われた。
このお寺からはチェンマイ市街が見下ろせる。
1383年六代国王クーナにより建立された。

この門をくぐって290段の階段を登らなければならない。

階段を登りきると両脇には蛇が迎えてくれる。

中心の建物の周囲にはこのように鐘が並んでいて,すべてを鳴らせば幸せになれるとか・・・。

ちなみにKennyは途中でギブアップ。

ということは幸せになれないのか???

中心には仏舎利が納められている仏塔が建っている。

白象がここまで運んできたという伝説があるらしい。

ちなみにタイでは象は聖なる動物として扱われている。

実際にお坊さんのお話をここで聞いたのだが,Kennyは当然ながら理解不可能!

とても印象的な緑の仏像。

仏塔を囲む回廊におかれている。

タイ北方舞踊を観ながらのチェンマイ名物カントーク料理の夕食

タイ北方料理の一部をお見せしましょう。

説明は・・・。

おいしかったことだけは間違いない。

日本のもち米みたいなものをカレーにつけて手で食べるものもある。

・・・で,このようにきれいなお姉さんたちの民族舞踊を見ながら夕食。

このあたりの人々は思っていたより色白でした。

真ん中に舞台があり三方から見られるというのは,日本にもある舞台の作り方。

やはりアジアの国なのでそういう似てるところを多く発見できます。

この地方の舞踊用衣装には赤を基調としたものが多いみたいでした。

 

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