FDDIと無線LAN
        データ通信8 FDDI&無線LAN


FDDIシステム
@ケーブルを二重化した形トポロジー。
通常使用の一次リングと予備の二次のリング。データの流れは
Aの端末が故障するとそこをバイパスし、Bの箇所で故障が起こるとその両端の状態になる。
リングの総延長は最大km。
符号を用いているのでデータ信号速度はMbpsだが伝送速度はMbps。
C DAS 二重接続
D DAC 二重接続
E SAC 一重接続
F SAS 一重接続

FDDIアーキテクチャーモデル
OSI LAN FDDI
上位層 上位層 上位層
  LLC副層 LLC
  MAC副層 B
 
C
 
物理層 物理層 A
@
略号 日本名 概要
@ 副層 ケーブル、コネクタ、スイッチなど
A 副層 符号化/復号化、クロック同期など
B アクセス制御、アドレッシング、エラー検出など
C の構成管理、の加入・離脱管理など

FDDIのフレーム構成
フレーム
情報 
トークン
FC部
FF ZZZZ
ビット フレーム
フレーム
ビット ビットアドレス
ビットアドレス
FF 00
01
10 設計者用
11 予約済み
ZZZZ 無効フレームなど8種類のフレームを指定

FDDI動作概要

FDDI-T
アクセス制御 方式 フレームの後にトークン付加

    プロトコル
(TTRT)のの2倍以内に各端末にトークン到着を保障
割り当て時間内なら複数のの伝送可
サービスクラス クラスクラス FC部のビットでクラスを指定
トークンのときは両伝送可。トークンのときは同期伝送のみ可
クラス制御 トークン トークンリングの場合と同様の使い方
トークン 2端末間でトークン専用。バースト的に高速伝送
FDDI-U 方式も使用し、パケット交換形式と交換形の通信が行える対応のLAN。
非等時性データと等時性データの両方を扱えるモードも可能。
ハイブリットモードではと呼ばれるフレームを基本にし、1サイクル125μs中に96のをもち
一つのを構成している。これをチャネル(WBC)と呼び、FDDI-Uには16個含まれる。

無線LAN
アクセス方式 無線
  アクセス方式
分割方式
  (FDMA)
サービスエリアを小さなゾーン(セル)とし、電波の
起こらない程度に離れたエリアでは同じ周波数を使用する
分割方式
  (TDMA)
一定の時間をタイムスロットに分割しそれぞれを各端末に割り当てる。
分割方式
  (CDMA)
方式 各端末に割り当てた符号で二次変調
方式 変調用の搬送周波数を割り当てられた
ホッピングにしたがって切り替える
分割方式
  (SDMA)
セル内のの端末のアンテナを指向性アンテナとする

  アクセス方式
方式 チャネルの使用状態に関係なく各端末がランダムにアクセス

   多重アクセス方式
   (CSMA)
キャリアセンスでチャネルの空きを調べて送信
方式 (CSMA/CA) 送信に先立ちパルス列を送信。衝突の可能性をチェック