平泳ぎのストローク&メカニズム

(1)ボディ、ポジションの安定と抵抗の軽減
・いかに水流抵抗をなくすかを、考えたストリームライン。



(2)腕の動作
・キャッチ



手のひらに水圧を感じつつ、斜め外側に向き、横に広げながら動き始める。
・スカーリングプル



ハイエルボーを保ちながら、プルの動作を加速させる。

肘は、肩の前で、120度前後まで曲げ、そこから内側へとかき始める。 

ここが一番加速が必要であり、揚力を生むところである。
・フニッシュ



平泳ぎのフィニッシュは、他の泳法と異なり、フニッシュというより、「まとめ」といったほうが理解
しやすい。ほぼ、あごの下で、行うが、その位置の深さは、肘より高く保つ泳者は、一般的に深く
肘から引っ張るようにプルするものが多い。

フニッシュを、手のひらを上向きに返す方法と、手のひらを合わせる方法がある。大切なことは、
腕の動作が止まらないように、また、抵抗の大きな姿勢を長く保たないようにすることである。
・リカバリー



抵抗を最小限に抑えるような、リカバリーでなくてはならない。リカバリーの後半には、体重とス
ピードを手のひらに乗せるようにしながら、前方へと伸びるようにすることが、大切である。

(3)キックの動作

    スタイルとして、キックには、2種類のキックがある。

     ウエッジ、キック  〜はさみキック

     ウエップ、キック  〜けりキック
・リカバリー(脚のひきつけ)



リカバリーして、キックの構えをしたときが最大の抵抗力を生む。ここをうまくやることが上達の
秘訣です。

膝から下は、尻のほうへ引き付けているが、リカバリーの最大の方では、膝はすでにキックを開
始し、後方へと動き始めているような動作をする。
・キック(脚のけり)



キックのスピードは、後半かもっとも速く、一番推進力を生むところである。ストリームラインに気
をつけること。

(4)呼吸の方法

    注意する点は、動作はスムーズに、素早く行い、プル動作を止めない事と、状態を上げる
際、100%前へ進もうと思って、プルする必要がある。

    また、練習法としては、気を付けをするような姿勢で、プルを使わずに、顔と、キックのタイ
ミングだけで、呼吸をするようにし、タイミングを修得する方法がある。

(5)全体的な泳ぎのバランス
・キックで生じた推進力を、有効にするためのストリームライン作りが大切。
・呼吸の際、プル動作が止まらないようにする。
・プル動作は、推進力のためのものである。呼吸のためではない。
・脚のリカバリーは、最小限の抵抗で。
・K,P呼吸は、タイミングよく行う。



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