私的映画道

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観賞した映画の個人的な評価・コメントを纏めて見ました。思いっきりネタバレのコメントが書かれているので
映画をこれから見る人は見ないことをオススメします。個人的な好みは泣ける映画です。
2004年は「世界の中心で愛をさけぶ」「いま、会いにいきます」「スゥイング・ガールズ」がオススメです。

(評価評) ☆☆☆☆☆:観ないと大損 ☆☆☆☆:傑作 ☆☆☆:オススメ ☆☆:好みによる ☆駄作

映画名 和洋 観賞日 評価 映画名 和洋 観賞日 評価
海猿 2005.03.11 ☆☆ ローレライ 2005.03.10 ☆☆☆
パッチギ! 2005.03.06 ☆☆☆☆ MAKOTO 2005.02.25 ☆☆
Ray 2005.02.18 ☆☆☆☆ アレキサンダー 2005.02.12 ☆☆
きみに読む物語 2005.02.10 ☆☆☆☆ Mr.インクレディブル 2005.02.04 ☆☆☆☆
ネバーランド 2005.02.03 ☆☆☆ 恋愛寫眞 2005.01.29 ☆☆☆
ジョゼと虎と魚たち 2005.01.20 ☆☆ マイノリティ・リポート 2005.01.16 ☆☆☆
モンスターズ・インク 2005.01.15 ☆☆☆ 半落ち 2005.01.01 ☆☆☆☆


映画名 和洋 観賞日 評価 コメント
海猿 2005.03.11 DVD ☆☆  青春スポーツ根性映画の王道を行くような映画でした。主役に伊藤英明さん、ヒロインに加藤あいさんを起用した若者向け映画で、昔のスポーツの代りに海上保安官の潜水士になるべく若者達が一致団結して苦難を乗り越えていく姿を描いています。まあ面白かったですけど、なんだかコテコテ過ぎてという気もしました。 まあ、軽く見る分にはオススメです。

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ローレライ 2005.03.10 映画館 ☆☆☆  私の知り合いが小説を読み、推薦されていた作品です。第二次世界大戦末期、第3の原爆の東京投下を防ぐべく戦ったイ507という潜水艦の物語です。「ローレライ」という映画名が日本の映画とはどうしても結びつかず、謎だったのですが、とりあえず主役が日本を代表する俳優・役所広司。私も大好きな役者さんですし、彼の演技を観るだけでも、観る価値ありと思っていましたし、戦争物で役所さんと来れば、ワクワクする事必死。私の中では2005年最初の注目邦画でした。

 さて、観た感想ですけど、戦争映画としては、泥臭さ、必死さに欠ける感がありましたが、色々と仕掛けがあってまずまず面白かったです。役所さんを筆頭とする、ベテランの脇役方の演技は素晴らしかったと思います。役所さんは凄みのある演技で私の心を虜にしたという感じでしたし、機関長役の小野武彦さんの妙に明るい親父役、軍医役の國村準さんの飄々とした演技も素晴らしくて映画に一つのアクセントをつけていて良かったです。

 この映画を観て思ったことは、私たちは当時の日本人達から日本を託されたんだ!!という事です。それを思い、自己的なことばかりを考えずに日本国の事をもっと考えなさいというメッセージを感じました。日本人1人1人がどういう国の有り方を考えるべきではないのかという事です。

 一方で、この映画で色々と気になる所もありました。準主役の特殊潜航艇そう舵手役の妻夫木聡さんの存在がちょっ
と力が弱いかな?という事です。役所さん他ベテラン俳優さんが光りすぎて、妻夫木さんが曇ったというか。演技力の差が出たという事でしょうか?もうちょっと妻夫木さんの出るシーンを深く表現した方が良いのではと思いましたね。一応準主役なんですけど、役所さん中心に、複数のエピソードの一つになってしまっていました。
 妻夫木さんの同僚役の佐藤隆太さんなんか、軽いだけのおっちょこちょいの死に役に成り下がっている。お泣かせ頂戴する為にいるような役で、その死ぬシーンもいかにも取って付けたようなシーンで、なんか不愉快でした。
 他にも、イ507が座礁して電源が戻らない時に柳葉さん演じる木崎大尉が死を覚悟して電池室へ行き電源を復活させるシーンがあるのですが、そのシーンはどうしても説明不足でしたし、臨場感も危機感も無くなんか変でしたし。

 最後になりました「ローレライ」米国には魔女と言われ恐れられている代物なんですけどローレライとはなんぞや?
それは、ナイショです。観たらビックリしますよ。その仕組みも、これは唖然としました。ありえねー!!と叫びたくなります。

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パッチギ! 2005.03.06 映画館 ☆☆☆☆  土曜日の深夜に他人の制作した映画を辛口トークでバッサリ、バッサリと切り捨てている井筒監督がどういう映画を作るのだろう?Movie Wolkerの評価では常に上位にランキングされているのだが・・・。
 という訳で、観に行ってきました。いやー面白かったというのが第一声です。一昔前の青春映画ですね。それにビーバップハイスクールの要素を取り入れた感じの映画でした。ただその中心に、旬のネタというべき、日本と北朝鮮との問題を組み込んであるんですよ。その事自体、井筒監督凄いなと思いました。
 内容は、1960年代?の京都が舞台で、日本人の高校生の主人公・松山康介がキョンジャという在日朝鮮人の女性にひと目ぼれをします。康介はキョンジャと親しくなろうと努力しますが、朝鮮人というによる障害が立ちはだかりますが、徐々に親しくなっていき、ついでながら在日朝鮮人の社会にも認めて貰えるようになるのですが、友人の在日朝鮮人の死により、やはり日本人と朝鮮人は別の世界に住む人間なんだと朝鮮人の大人から宣告されてしまうのです。
 しかし、その後の大どんでん返しのイベントが発生し、感動的なエンディングへ!!

 この映画を観て感じた事は、日本、朝鮮と言っても地球上から見れば、別に国境と言う線があるわけではない。人間の権力者が線を引いたに過ぎない。日本人、朝鮮人と言われているけれど、別に何が違う訳でも無いでしょう。愛があれば人種の差なんて乗り越えられるはず。オダギリ・ジョー演じる酒屋の若主人の人物も国境なんて無い。地球上、人対人だよ!!と思わせてくれます。
 後は、昔の日本人と、在日朝鮮人は映画のように喧嘩ばかりしていたのだろうか?ということでしょうか?マジ、ビーバップハイスクールそのままでした。口の中にビー球を放り込んで殴るなんて・・・。もの凄いです。それほど、日本人社会と在日朝鮮人社会は壁がある(あった)のだろうか?私の周りには朝鮮人も含め外国人が居ないので、居たらどうなるのだろう?って考えちゃいますね。ちょっと線を引いてしまうと思うなー。
 それ以外に気になったのは女優さんかな。ヒロインの沢尻エリカさん。名前だけは聞いたことがあったんですけど・・・シマチョボリでしたっけ?民族衣装を着ていると、朝鮮の人に見えますね。卵型の顔型でお水系でない部品が小さい感じの人だなーという感じでした。工藤夕貴さんとか戸田菜穂さんタイプですね。気が強い感じ。
 一方の在日朝鮮人の高校生の彼女役の楊原京子(やなぎはらきょうこ)さんは、お水系の甘えん坊系のイメージですね。(可愛い(^^))出演の仕方があまりに衝撃的で誰だ?今流行りのAV嬢かと思ったほど。かなり印象的でした。身体張ってます。これから活躍するかもしれませんよ。
 余談ですが、楊原京子さんの相手役の朝鮮の高校生。去年ドラフト界を賑わせた楽天の一場投手かと!!分る人にはわかりますが・・・。

最後になりましたが、”パッチギ”は「突き破る、乗り越える」という意味を持つハングル語で、「頭突き」の意味もあるそうです・・・一場の兄ちゃんの頭突きは最強じゃった!!

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MAKOTO 2005.02.25 映画館 ☆☆ ヒガシ演じる、監察医は死んだ霊を見ることが出来る特殊な能力を持っています。ただ、見えるのは、何かを伝えたい事がある霊のみ。監察医は、その霊の思いを汲み取って行きます。しかし、監察医は半年前に妻(和久井映見)を交通事故で失っているですが、その妻が自宅でいつも見える。ただ、妻が何を伝えたいのかがどうしても判らない。この映画では、その妻の伝えたい真実が解き明かされていくのです。
 そんな映画なんですけど・・・泣けますけど、とにかく暗いです。暗すぎます。もう少し、明るく作れない物だろうか?と思うくらい暗い映画でした。気分が盛り上がりませんでしたねー。かなり気分的にきつい映画でしたし、監察医のようにあちらこちらに霊が見えるようにようになったらと思うと、なんだか眠れなくなりそうで怖いです。
 最近、和久井映見さんを良く見かけるようになりましたね。今回の映画も然り、そして今日の夜9時15分からNHKで「華岡青洲の妻」というドラマが放送されていますが、その妻役ですから主役を演じています。流石に年を取ったなーと言う印象を受けましたが、所々で見せる仕草は全盛期と変わらず可愛いと感じさせますねー(^^)子供が1人居るなんて考えられません。
 もう1人、懐かしい女優さんが出演していました。河合美智子さんです。久しぶりに観ましたが、ずいぶん歳を取りましたね。あまりのおばさんぶりにちょっとビックリしました。元々、周りを固める感じの役柄ばかりですから知らない人も多いと思いますが・・・。私が始めて河合さんを観たのは実写版「めぞん一刻」でした。この映画はへんてこりんな映画だったなー。たしか主役の五代役が石黒賢さん(この間、別のドラマで死んじゃいましたが)、響子さんが石原真理子さん。朱美さんが、宮崎美子さんで、一ノ瀬のおばさんが藤田弓子さんで、四谷さんが伊武なんとかさん。(今、???でナイトって叫んでいるおじさんです)、とうの河合さんはこずえさん役でしたね。あの時は可愛いけど、他の女優さんと比べると何か一つ足りないなー。華がないなーと観てました。(本人に悪いですね)
 でも、今回の映画は、虐待した後に、誤って死んでしまった娘を持った母親役を熱演してました。死んだ娘の霊との別れのシーンではあまりの感情の凄さにそこで不覚にも泣いてしまいましたこれから名脇役となりそうな予感が。

さて、ここで問題です。ヒガシとは誰でしょうか?
  1.そのまんま東
  2.東幹久
  3.東山紀之
  4.東野幸治

正解は映画のHPでも見て下さい。観なくても判りますよね。

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Ray 2005.02.18 映画館 ☆☆☆☆ 映画を観ての感想は・・・

「人生という1枚のCDアルバムに酔いしれた」

というべきでしょうか?映画を観る限り、素晴らしい人格者ではない。あまり参考になる生き方はしていない。でも魅力的です。アメリカ南部の貧乏な家に生まれたレイは子供の頃に目の前で弟を見殺しにしたと思い込んで心に傷を負い、その後に今度は病気で失明。元々父親はいなくて、唯一の心の支えであった母親もレイが盲学校に在学中に無くなり、天涯孤独に。しかし、失明と引換えに得た音の世界の才能を開花させる訳です。でも、お金に心奪われ、ヘロインに身体を犯されていうレイ。しかしそれを乗り越えて栄光を手に入れる。アメリカン・ドリームと言えるかも知れません。
でも、何が凄いって、映画の内容では、その時思った事を、すぐに歌にしてしまうという一種の天才です。人生の一瞬一瞬の出来事を切り取って歌にする。凄いです。歌を追っていけば人生が見えてくる。観ていて素晴らしいと思いません。作った歌が歌が感情をそのまま歌にしているから感情がモロ心に響くんですよ。観れば、観るほど映画に吸い込まれていく感じでした。3時間ほどの映画だったのですが、あっという間に終わってしまったという感じです。多分、3時間では表せないほどもっと大きな人生なのだろうなー。(ちょっと腰が痛かったけど)
 この映画で、レイ・チャールズを始めて知った訳ですが、ファンになってしまいました。レイ・チャールズに私の人生を歌にしてもらいたいなーなどと、不可能な事を思ったりして(^^;)ここ最近、洋楽をブームなんですけど。更に拍車を掛けそうです。

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アレキサンダー 2005.02.12 映画館 ☆☆  感想ですけど、第一にとにかく戦いのシーンの迫力が凄まじかったです。その上、かなり生々しい映像でしたけど。当時、世界最大の勢力を誇ったペルシア帝国25万と、アレキサンダーの軍4万が戦ったガウガメラの戦いの迫力と来たら、CGとは思えないほど臨場感があって、とにかく見ごたえがありました。また、インドとの戦いでの象兵が出てくるシーンも圧巻でした。スターウォーズとは桁が違います。これホント。後は、映画が長い事、長い事。10時半に予告を含めて始まって、映画館を出たときには2時近くになってました。何度欠伸をした事か・・・(^^;)いや、まあまあ面白かったんですけど・・・そもそもの題材がアレキサンダー大王がいかに王様になって、いかに世界を征服して、30代という若さで死んだかという物だったので、感動するという類の映画では無かったのですが・・・。
 映画で描かれるアレキサンダー大王はとにかく色々な人間関係に苦しめられます。庶子に生まれた為に正統な世継ぎとして認められていなかったが、父フィリッポスが暗殺された為に王に就いた事に対しての不平、母の執拗な迄の先脳行動、遠征に対しての不平等等、挙げたら切りが無い。そんな中で自分の意志を貫いて世界最大の帝国を築き上げた事には感服しますが、そういう英雄に限って、心はいつも孤独なんですね。最終的には30代の若さで家臣に暗殺されるという非業の死と遂げてしまいますし。なんか英雄と名の付く人々はこういう死に方をする人が多いですけど、アレキサンダー大王も例に漏れず・・・。まあ、私は凡人ですからそんな大それた事は考えた事もありませんけど・・・分相応に生きていけたらと思います。

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きみに読む物語 2005.02.10 映画館 ☆☆☆☆
「どうか想い出してほしい。僕らが出会った夏をー。」

というキャッチコピーで広報されている、2005年最初の、そして最高の純愛映画。だそうです。感想を言えば、またまた泣いてしまいました。映画を観終わってトイレに行ったのですが、今年初めて鼻水流れてましたし、目が昔のアニメの目のようにキラキラしていました。(^^;)映画自体は、もう少し世界に入り込めたら・・・原作を読んだら「いま、会いにいきます」のようにもっと入り込めて感動したのかもしれません。でもとても良かったです。実は映画の後にCHEMISTRYの新曲「ココロノドア」が「きみに読む物語」のダイジェストとともに流れるのですが、それを観てこの映画の内容がプレイバックして・・・もうダメでした。
 内容は お金持ちのお嬢さんが夏休みを利用して田舎の避暑地に長期滞在していた時に地元の1人の青年に出会います。すぐに彼らは愛し合うようになり、双方の家にも行き交う仲になりますが、はじめはその仲を許していたお嬢さんの両親は、地元の貧乏青年と親密になっていく娘を観てこのまま傷物にされては困ると無理やり別れさせて、都会へ連れて帰ってしまうのです。その別れる時に青年と彼女は相思相愛だったのですが、その思いをうまく伝えられず喧嘩別れのようになってしまうのです。しかしお嬢さんは別れた後もその青年を忘れられずに何年も生きていきます。青年も、別れた後に彼女宛てに1年間365通の手紙を出し続け、自分の思いを伝えつづけますが、その手紙は彼女の母親によって隠されてしまい届きませんでした。1通の返事が返ってこない。彼女はいったい何処に・・・。
 その後、青年は彼女に語った夢。「古い立派な洋館を購入して真っ白い家にリフォームする夢を実現させ、彼女を待つことに。一方の彼女は大金持ちの成人に出会い、幸せ一杯で婚約までしていました。ある日街に出た青年は、レストランで成人と一緒に食事をしている彼女を見かけます。青年は彼女はもう別の男性を愛してしまっていると落ち込み、白い洋館を売ってしまおうとするのです。買いたいという人は何人も来るのですが、どうしても売る気になれない。しかし、ある日奇跡がおきます。白い洋館を売りたいという本人が映っている写真が新聞に載り、その新聞を彼女が見てしまったのです。結婚も間近に迫っていた彼女ですが、居てもたってもいられずにその青年に逢いに・・・その後の展開は映画館で見てください。

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Mr.インクレディブル 2005.02.04 映画館 ☆☆☆☆ 映画はかなり面白かったですね。アメリカのヒーローもの、いやヒーローだった家族のオールCGのアニメです。アニメでしか表現できないなんでもありのヒーロー。ところどころに「ありえねー!!」と叫んでしまう程!!(他にもこんなキャッチコピーの映画がありましたね)当に恐るべしでした。実写版だと、確かにリアリティがあって迫力は増すけれど、この手の映画はCGアニメで表現するのが一番ではないかと思うほど。表情もデフォルメされてますけど、非常に豊かですし、思いっきり笑わせてくれました。映画が終わった感想は一言、「スカッとした!!」これに尽きます。

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ネバーランド 2005.02.03 映画館 ☆☆☆ ピーター・パンの作者である劇作家・ジェームス・バリが1人の少年・・・いや家族に出会ってからピーター・パンを書き上げながら、少年に自分を信じる事、想像する事の大事さを教えていくという映画でした。ムービー・ウォーカーでの評価は高かったのですが、中世ヨーロッパの話なのでちょっと避けていた感があったのです。でもどうしても気持に引っ掛かるものがあったので、そういう時は見てから後悔しようと思い観賞してきました。いやー良い映画でした。子供の頃は色々と妄想というか空想というは色々と思い浮かべたなー。昔は、ガンダムオタクでしたから、自分でオリジナルのモビルスーツを書いては動かしていたなーなどと思い返してしまいました。それが今は、そんな事を創造することもなくなりました。映画のバリのように毎日のように空想ばかりしているのは流石にどうかと思いますが、大人になってもそういう空想、想像する気持ちを持ち続ける事も実は大事なのではと思った今日この頃です。最後は悲しい場面があってウルウル来てしまいました。主演のジョニー・デップ。私はジョニー・デップと言えば「パイレーツ・オブ・カリビアン」の海賊役の姿しか知らなかったので、タキシード姿とかで登場した時はあまりのギャップの差に別人じゃないの?と勘違いしてしまいましたが、まさしくジョニー・デップでした。(^^;)なんていうのかな?真顔でちょっと笑えるコミカルな演技は良かったです。っていうかポーカーフェイスで、悲しいのか?怒っているのか?笑っているのかが?分らないというのが印象でしょうか?いや、笑った顔は無かった・・・。それでも人を笑わせられる。その演技はやっぱり素晴らしいのでしょう。それに相手役の4人の子連れの未亡人の女性は、多分「タイタニック」のヒロインの女性でしたね。ずいぶん、年を取ってましたね。病気がちの4人の子持ちの未亡人役ですから、そういう風にメイクもしているのだろうけど・・・その辺のメイクは一線級ですものね。でも、そもそもタイタニックって何時だっけ?あれから何年経ったのだろう?その他には、4人の子供達が結構可愛かったですね。みな亜麻色の坊ちゃんカットで、子旧貴族って感じの洋装で。ちなみのこの「ネバーランド」は見終わった後にHPで確認したら、アカデミー賞7分門にノミネートされたそうです。

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恋愛寫眞 2005.01.29 DVD ☆☆☆ 松田龍平さんと広末涼子さんが主演の映画です。原作は「いま、会いにいきます」でお馴染みの市川拓司さん。小説「いま、会いにいきます」の小説を買ったときに作者の他の小説ということでこの「恋愛寫眞」が置いてあったのです。映画は知ってましたが、この原作が「いま、会いにいきます」と同じ市川さんだとは思いもしませんでした。一時期、行動がおかしくなった広末さんが出演している映画なので、ちょっと遠慮していたのですが、市川さんの小説はなんだか最後に色々と仕掛けがあって好きなのでこの映画も面白いかも?と思い今回観て見ました。
 映画を観終わった後に胸にジーンと来る純愛映画です。写真好きの不器用な生き方しか出来ない男が、彼女の思いによりプロカメラマンになるというあらすじです。それにしても彼女の一途な思いにとてもジーンと来ます。思い出せば思い出すほどジーンと来ます。映画では、誠人(松田さん)が静流(広末さん)に自分の夢であるカメラを教えるのですが、結果的に賞を取ったのが静流で、それがキッカケで誠人のプライドが傷いて別れてしまうのです。その時の静流の言葉が印象的でした。
 「私はプロカメラマンになりたくて写真を取っている訳ではないよ。誠人の好きなカメラの世界を知りたい。同じ世界を共有したい。ただこれからもずうっと一緒に居たかっただけなのに・・・」
 その後、静流はNYへ旅立ってプロのカメラマンとして大成しようとするのですが・・・・ここからは観てもらわないと面白くないです。ただ、ただ静流はずっと同じ気持で居たんだなー。誠人にプロカメラマンになって欲しかったんだな。という気持がとにかくジーンと来るのです。

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ジョゼと虎と魚たち 2005.01.20 DVD ☆☆ 妻夫木聡さん、池脇千鶴さん主演の映画です。妻夫木さんは普通の大学生、池脇さんは脳性マヒで両足不髄の女性を演じています。なんだか今ひとつつかみ所のない映画でしたね。ビックリしたのが池脇さんが脱いだシーン。全然知らなかったのでまさか!!と唖然としてしまいました。ただモデルさんでは無いからあんまり観れたものでは・・・・。しかし池脇さんのいかにも大阪のおかん!!のという演技は正直凄かったです。
 本編を見た後にDVDだからコメンタリーっていって監督と妻夫木さんと池脇さんが映画を観ながらコメントしていくバージョンもあるんですけど、新たな発見、意外な裏話が聞けてこれはこれで面白かったです。

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マイノリティ・リポート 2005.01.16 DVD ☆☆☆ トム・クルーズ主演のSF・サスペンス映画です。時代は2057年の近未来。人類に3人の未来予知者が現れ、その力を借りて殺人事件を予知し、事件発生前に犯人を逮捕して事件を解決するという。このシステムを巡るサスペンス映画でした。近未来と言う事もあって、車が全自動運転だったり、人物認識は眼の光彩で行い、そのシステムは街の看板、見せの中といたる所あったり。近い将来そんな時代が来るのだろうか?と思いながら観てました。一度、容疑者と判断されると、街中が監視網になり逃げ場が無くなると思ったら、抜け道として、眼球を交換する事も出来るようになったり・・・(眼球がビニール袋に入れられているシーンがあって・・・グロテスクで気持悪いー観たくないー。この時点で私は医者には向かないんだなーと実感しました。やっぱり医者ってそういうの平気な人がなるのかな?グロテスクな映画は勿論大好きで、彼女が外科医だとしたら飲みながら解剖されちゃったりして・・・(^^;))ちょっと怖い世界です。でも、生態間移植もおこなわれているので眼球の交換も出来ちゃうんでしょうねー。でも想像したくないですねー。
 本題に戻ります。この未来予知システムというのも私には?と思ってみていました。というのも未来予知者が未来予知に専念する為に、システム奥深くに閉じ込められ、予知以外の事は出来ないようにされていた事。当にモルモット状態で彼らには人権は?彼らには自由は?許されない!!それ以外にも、殺人計画者も刑務所と称した監獄に隔離され未来の棺おけの様なカプセルに入れられて死ぬまでそこで過ごすことに。彼らには更正の道は無いのか?人は誰でも過ちは犯すもの。常習者ならともかく・・・。等を考えながら観てました。
 内容はそのシステムを扱う、トム・クルーズ扮する警察官がシステムから殺人計画者と認定されて、自分の無実を証明するために逃げながらもその謎を究明して行く内に、驚くべき真実が・・・。映画を観た感想としては、スリリングで非常に面白い映画でしたし、最後に私のモヤモヤを全て取りさってくれるエンディングで非常に良かったです。(グロテスクな面が無ければもっと良かったのに)
そう最後は、この未来予知システムは廃止され未来予知能力を持つ3人は解放され、棺おけカプセルに閉じ込められていた人々は解放されます。やっぱり個人の自由を束縛された社会というのはオカシイと思っていたので、良かったです。
最後に、この映画の序盤に司法省の人の言葉に「システムは完璧でも、使う人がミス・テイクでは・・・」そう、コンピュータは人間の教えたとおりのことしかしない。全ては使う人が問題なのだ。同じシステムを扱う人間として共感しちゃいました。(^^;)
ん?でもこのシステムの未来予知は人間の特殊能力に頼った物だから、システムと言えるのだろうか????

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モンスターズ・インク 2005.01.15 DVD ☆☆☆  どんな映画かまったく知らなかったのですが、不思議な世界でしたよ。人間が住む世界とは異なるモンスターが住む世界があります。この世界は、人間と全く同じ環境でただ住んでいる生き物が人間ではなく、モンスターだと言う事。後違う事といえば、人間の世界ではエネルギーと言えば電気ですが、モンスターの世界のエネルギーは子供の悲鳴、泣き声なんです。では子供の泣き声をどうやって集めるかというと、夜な夜な子供の部屋に忍び込んで驚かして集めるというもの。モンスターの中でこの驚かす職業があり、この会社が沢山存在するのです。その会社の一つが「モンスター
ズ・インク」という名の会社なのです。。
 このアニメの主人公はこの「モンスターズ・インク」のエリート社員。このモンスターが、驚かす筈の子供がモンスターの世界に侵入され、イヤイヤ接しながらも徐々に愛情が芽生えていくという物語です。
心温まるアニメという印象です。最後は、子供の悲鳴、泣き声のエネルギーよりも笑い声のエネルギーの方が10倍大きいという事が分り、笑わせてエネルギーを集める会社を設立!!その社長が、主人公のモンスターだった!!でめでたしめでたし。

この映画を観ていて思ったのは、アニメに出て来る、自分勝手な人間の女の子が非常に愛らしいんですね。!!

姪にははるか及ばないけど・・・・(バカ叔父です)

後は、その女の子の行動に右往左往するモンスターの表情が非常に豊かだった事かな?どんな映画でもそうですが、
子供を出したら、弱いです。昔は子供が嫌いだったのに兄貴に子供が出来てから子供が好きになってしまって・・・年を取ったと言う事でしょうか?自分に子供が出来たら、それが女の子だったら多分、世間一般のお父さんと同じように溺愛するんだろうなー・・・。話が反れましたね。

感じた事は、人は笑いが一番なんだということですね。つくづく感じました。ここ最近、泣きの映画ばかり観てましたが、感動して泣いてましたが。これから笑いの映画も追求して行きますか。と思った今日この頃です。

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半落ち 2005.01.01 DVD ☆☆☆☆ アルツハイマーで苦しんでいる妻を絞め殺してしまう夫の裁判を中心にした映画なのですが、非常に重いし、非常に考えさせられる映画でした。夫の愛、妻の愛の深さに泣きが入りますし、命の大切さということも実感します。この映画は今、自殺を考えている人にも見せてあげたい映画だと思います。
この映画の中で一つのセリフがキーとなっているのですが、このセリフを聞いて皆さんはどう思われるでしょうか?

「あなたは誰の為に生きていますか?」

普通に聞かれたら「自分の為」と簡単に答えてしまいそうですが、映画を観るとこの問いかけに対して深く考えるようになると思います。

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