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日付 試合 結果
2003年6月7日 鎌ヶ谷ファイターズスタジアム(対西武) 8△8
チーム名 10 11
西武 11
日本ハム 17
寸評・感想
   飯山5安打2打点、建山快投3回5奪三振

 両軍合わせて、28安打が乱れ飛んだこの試合、両先発がピリッとせず、5点づつを取り合った7回に隼人が死球、右安を打たれたところで小刻みの継投を見せるも三番手・武藤の所で田中賢のタイムリーエラーで1点を勝ち越されると、宮地に2ラン本塁打で3点を取られる。しかし、8回裏、飯山の三塁打をきっかけに4安打を連ねて同点に追いついた。その後は、西武は、建山に完全に抑えられ、日本ハムはチャンスを掴むも後1本が出ずに延長11回規定により引き分けた。
[投手陣]
× 隼人
 6回途中迄8安打6失点。
1度1軍に昇格し、2試合先発するも、打ち込まれて直ぐにファーム落ち。
 その後初めて彼を見たが・・ルーキー時の勢いのあるピッチングには程遠い印象を受けた。今日も、制球が定まらず高めの球を痛打させるなど、調子が悪かった。1軍の先発候補1番手として期待されるも、このレベルで手間取っているようではまだまだ1軍の道は遠い。何かこのまま終わってしまいそうな気さえした。
◎ 建山義紀
 9回から登板し3イニングをパーフェクトに抑えた。始めは良い当たりをされてたが、序々に調子を上げ10回は三者連続三振に抑えるなど5つ三振を奪う力投。
ストレートの伸びはこの日の投手で一番の球、プラスシンカーが低めに決まり、まさに格の違いを感じさせる堂々のピッチングで後は1軍からお呼びが掛かるのを待つだけか。
△ 井場友和
 1回を打者5人に対し2安打、2奪三振。球の力があるのだが・・・意外に打たれるのは・・・なぜ?重いストレートのはずなのに、高めをヒットされる面が目立った。
 ストレートを低めに集めるコントロールが望まれる。
[野手陣]
◎ 飯山裕志
 今日のMVP。今日は本職の遊撃ではなく右翼手としての出場。元々、守備に定評があるが、今日はバットで見せた。2回の同点のチャンスにセンター前へタイムリー、5回にも同点タイムリーを放ち、8回には同点のきっかけとなる後一歩でホームランかと思われる三塁打を放つなど、5安打2打点の大活躍。その鋭い打撃に成長の後を見せた。ただ2回あった犠打を1回で決められないなど細かい野球に課題を残した。それが出来るようになれば1軍昇格も見えてくる。
○ 渡邉孝男
 5番、キャッチャーでスタメン出場。ファームの中ではそのパワフルな打撃は際立っていた。今日もライナー性の鋭い当たりを2本打つなど、打撃に関しては折り紙つきか?ただ、リード面では8失点を許すなど課題は多そう。
代打として生きる道を見つけた方が1軍昇格は早いかも・・・。
△ 田中幸雄
 4番ファーストでスタメン出場。故障明けの出場でまだ調子は戻っていないようだが、レフト線の二塁打を打ち存在感を見せた。ただ1軍も調子が良いので昇格はいつ頃になるかは不明
○ 森本稀哲
 ファーム落ちしてから、どうかと思ったが打撃は好調そう、2安打2打点で、2打席連続の敬遠など他チームから恐れられている?ファームでゆっくり打撃を鍛えて欲しい。課題のバットコントロールに磨きを!!
○ 紺田敏正
 2つの送りバントに2安打1打点と活躍。彼も1度でバントを決められるようになって欲しいのだが・・・。打撃は以前見たときは、当て逃げみたいなバッティングは陰を潜めるようになりしっかり振りぬいている証拠?全ての面で課題があるようだが、その着実に向上しているように見える。数年後の1軍のセンターに納まる素質を開花せよ。
× 田中賢介
 初回に安打を放つも、その後はノーヒット。前打者の森本が敬遠される屈辱にも打てず。更には、課題の送球でタイムリーエラーを起こすなど課題が山積み。打撃センスは抜群なだけに・・・外野手転向も必要か?

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