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日付 試合 結果
2003年9月15日 鎌ヶ谷スタジアム(対ヤクルト) 6○5
チーム名 10 11
ヤクルト 14
日本ハム 1x 11
寸評・感想
矢野は本物?小田2本塁打。観客パワーでサヨナラ
 
 残りは鎌ヶ谷での対ヤクルト4試合となった1試合目。一進一退の攻防となったこの試合、初回にヤクルトの浜名がセンターバックスクリーンへ今季1号のホームランを放ち1点先制。2回裏にヤクルト先発・吉川を攻めて鶴岡のタイムリー、森本の押し出しの四球で2点をとり逆転。その後は、矢野、吉川両先発の好投で膠着状態に。試合が動いたのは6回表、先発・矢野がヒットと四球で1アウト1、2塁のピンチを招き、富樫のスイッチ。しかしこの富樫が2本のタイムリーを打たれて逆転される。7回表、厚澤が登板するも、1アウト1塁で??に右中間への大飛球。抜けたと誰もが思ったが、センター森本がダイビングキャッチで捕球。1塁ランナーが3塁前まで達していたので、戻りきれずダブルプレー。まさにスーパーキャッチだった。その裏、スーパーキャッチの森本が死球で出塁し、紺田が送って1アウト2塁と同点のチャンスを迎える。ここでヤクルトは先発・吉川から河端にスイッチ。その交代が裏目に出たか?小田がライトへ2ランホームランをかっ飛ばして逆転。しかし8回の表に、武藤が同点とされて延長戦へ。10回表、またもや武藤が捕まりヤクルトが1点勝ち越し。これで勝負あったかと思われたが、その裏、先頭バッター小田が左中間へ神がかり的な同点ホームランを放った。11回は鎌倉が3塁打を浴びてピンチを招くも0点で抑える。その裏、ヤクルトは弥太郎(坂元)が登板するが先頭の飯山がヒットで出塁。森本が死球で歩き、紺田が内野ゴロで2アウト2、3塁とし、小田を迎えるがもちろん敬遠。4番の藤島を迎える。どうみても打てそうな気がしなかったが、観客の悪質とも思われるヤジに狂わされて、押し出し四球を出してサヨナラ勝ち。なんとか勝ちました。
[投手陣]
◎ 矢野諭
 前の登板に引き続き好投。浜名にホームランを浴びるも3回迄8奪三振と気迫溢れるピッチングを披露。MAX141キロのストレートとスライダー、フォークのコンビネーションで、6回に四球を与えるまでに10奪三振を奪った。前回に引き続きトルネードからのスピード以上に感じる威力あるストレートが印象的だった。被安打が6安打されるなど課題も多いが、長年の不調を考えれば本物かもと思わせる投球で、来シーズンの期待膨らんだ。ルーキー時以来の復活なるか!!
[野手陣]
◎ 小田智之
 逆転、同点と2本のホームランを放つ活躍。ファームで燻っていてはいけない選手だと改めて感じた。惜しむらくは、ポジションが小笠原と同じサードと言う事。彼を抜くのは不可能だ。セカンドも阿久根、田中賢、小谷野と実力派ライバルが多い。こんなことを言ってはファンに怒られるかも知れないが、他チームで1軍活躍の場を探すべきではと思ってしまった。彼はファームで終わるには惜しい選手である。
○ 森本稀哲
 打つほうではノーヒットだったが、2四球でチャンスを作った。また7回表の右中間への飛球のダイビングキャッチは流石プロと言わせるプレーだった。

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