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日付 試合 結果
2003年10月11日 長野オリンピックスタジアム(対阪神) 0●3
チーム名
阪神 11
日本ハム
寸評・感想
   隼人見殺し。惜しくもファーム日本一ならず
 
 長野オリッピックスタジアムで開かれたファーム日本選手権。イースタンリーグ覇者・日本ハムとウエスタンリーグ覇者・阪神の対戦となった。隼人、江草の両先発で始まったこの試合、1回裏、日本ハムが2つの四球で2アウト1、3塁とチャンスを作るが、5番・渡邉が三振で生かせなず。阪神は初回の江草のピッチングが悪いと判ると2回から早くも2番手・谷中を投入。その谷中がベストピッチング。6回までの5イニングをパーフェクトピッチングをされてハム打線は沈黙。一方阪神打線をヒットは許すも無失点で切り抜けていた隼人だが、7回、先頭バッター・桜井にヒットを打たれると、その後の早川に痛恨の2ランホームランを打たれてしまった。その裏、先頭の林がやっと初ヒットを放つ。その後四球と送りバントで1アウト2、3塁と同点のチャンスを作るも、リーグ戦では勝負強い打棒を振るっていた小谷野、飯山が連続三振に切って取られて万事休す。8回から登板した江尻も斎藤にホームランを打たれるなど結局、3対0で敗戦。ハム打線は結局、林の二塁打の1本しか打てなかった。
 リーグ戦が終わってから(9月19日)、20日以上経っていてはどうしても実践感覚が鈍りますよ。日程が悪すぎると思ったのは私だけでしょうか?来シーズンも優勝してリベンジしてほしいですね。
[投手陣]
◎ 隼人
 ファームのエースで今シーズン11勝を挙げたチームの勝ち頭。しかし、今ひとつ勢いを感じない投球が1軍との差を感じてしまう。
 今日は、久しぶりに好投を見せた。7回に2ランホームランを打たれるまでは散発5安打の無失点だった。でも1年目の勢いが無くなってしまったのは悲しい限りだ。このままファームで燻りつづけるのか?来シーズンの巻き返しを期待したいのだが・・・もともと社会人では中継ぎだったので中継ぎに転向させて勢いを取り戻させるのもありかとは思うのだが。
△ 江尻慎太郎
 今シーズンのシーズン通して先発として登板した2枚看板の一人で今シーズン9勝挙げた未来のエース候補。今日は8回から登板していきなりホームランを浴びるなど、ここの所の不調気味がそのまま出てしまった。来シーズンの先発ローテーション入りの期待が掛かるだけにコスモスリーグ、秋季キャンプなどでのレベルアップを期待したい。
[野手陣]
× 小谷野栄一
 入団時の予想を覆すバッティングで来シーズンは1軍も?と思わせた成績を残した内野手。しかし今日はチャンスで三振など3打数無安打と沈黙。
 来シーズンはぜひ1軍でレギュラー争いをして欲しい。
× 飯山裕志
 今シーズン打撃が急成長したファームの正遊撃手。特にここぞというところでのバッティングは目を見張った。元々守備は安定していた上に打撃が身に付けば、1軍でもスタメン争いが出来るのでは思われる。後は1軍での経験のみ。
 ちなみに今日はチャンスで三振するなどノーヒットに終わった。
○ 鶴岡慎也
 今年テスト入団した苦労人。始めは控え捕手であったがシーズン後半に、マスクを被り始めるとそのまま正捕手に納まってしまった。かなり拾い物かも知れない。
 来シーズンの成長次第では1軍に手が届くかも・・・どうでしょうね。
 今日も、先発・隼人を上手くリードしていました。 
○ 紺田敏正
 将来の核弾頭候補。その驚異的は内野安打を量産し、広い守備範囲を享受する。
 まだ、非力感が抜けないバッティングなどパワーアップが必要だと思うのだが、シーズン105安打、打率.313は立派。来年、ファームで実践経験を積んで行けば素晴らしい選手になると思います。

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