ファイターズ観戦記(2004)

 今日のつぶやきのバックナンバーを公開しているページです。

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2004/08/28   対ジャイアンツ戦 1−4 鎌ヶ谷スタジアム

「須永好投も、巨人・内海の前に打線沈黙」


今日勝つと、M8が点灯と連覇へ向けて秒読み段階は入る大事な試合。今日は絶対勝つぞと思わせる一軍半のメンバーをずらりと並べ、壮観でした。(西浦、小谷野、藤島、田中幸、林、上田、飯山、實松、尾崎)、しかし、試合が終わった後に思った事は、シーズン終盤だということを考えると選手の見極めをしているかも知れないと思ったのは私だけでしょうか?

先発・須永は初回から三者凡退と上々の立ち上がり。一方の内海は制球定まらず、3四球で先制のチャンスを迎えたが、林がサードファールフライに倒れて0点。2回裏も1アウト1、2塁のチャンスを作ったが、後続を打ち取られて0点。この序盤を0点に抑えられたが敗因だった。須永が3回までを1安打に抑えたが、4回に3番・矢野にライナーでレフトスタンドへ運ばれて1失点。その後は無難に抑えたが6回に2アウトから前打席にホームランを打たれた矢野を歩かせると、次の打者も四球として5番・福井に追加点となるタイムリーを打たれて降板。一度故障した事もあって、やや体力面に不安を残す結果となった。今日はやや球の勢いが弱かった気もするが(先発だから押さえ気味だったのかもしれません。)
一方の巨人・内海はしり上がりに調子を上げて、ファイターズ打線はポップフライの山で結局、7回を3安打1失点。上田以外全て右打者で並べた打線を完全に手玉に取った感じでした。(はぁ〜)
気になった選手といえば、8回から2イニング投げた佐々木。前回観た登板では、9回にビックイニング(8失点)を作られるていたらくだったが、どこまで盛り返してきたのか、見ていましたが、やっぱりコントロールが悪いですね。球威はかなりありましたが、どうしても甘い所に行ってしまうのは考えものです。ちなみに今日は四球がありませんでした。(以外でした(^^;)


2004/08/08   対マリーンズ戦 18−8 鎌ヶ谷スタジアム

「入来1安打、須永パーフェクト。打っては19安打18得点」


初回から9点、3点、3点という猛打爆発。投げては入来、須永のリレーで8回迄1安打ピッチングと完勝ムードも9回の佐々木が打撃投手と化して結局8点取られた後味の悪い試合でした。
先発・入来は初回に2四球と安打で1アウト満塁のピンチを稲田の好守備にも助けられて0点に抑えると、その後は交代する6回迄ノーヒットピッチングでした。コントロールは疑問符?が経ちますが、ストレートの伸びや変化球のキレは抜群で、立ち上がりさえ良ければ先発ローテーションを任せてもおかしくないピッチングでした。(1軍昇格の話も現実にあるようです)
腰痛で別メニュー調整していた(ファイターズHPによる)須永が久々に7回から2イニングを投げましたが、ストレートの伸び、変化球のキレは恐ろしい程の出来でしたね。ロッテ打線手も足も出ずでした。結局無安打4奪三振の好投でした。ファームに置いておくのは勿体無いですが、今年はファームで経験を積んで、来シーズンは先発ローテーションに入ってもらいましょう。今日のピッチングを観る限りそれだけの実力はもうあります。ほんとに凄い左腕が入団したものだと今更ながらに思う今日この頃です。
稲田は、守備は冴え渡り打撃では初ホームランと二塁打を打つなど力が付いて来ましたね。まだまだ弱いと思いますが、これが力強くなれば守備は一級品だけに1軍は近いのでは?
飯山は5打数3安打で2ホームランで4打点の活躍でした。ホームランも1本は左中間、一本は右中間と左右に打ち分け圧巻でした。ただ打ったのは2本ともロッテのルーキー藤井宏海投手からでしたが。やっと去年の調子を取り戻してきたのか?と思います。彼もかなり厳しい立場になってきました。守備は安定したものを持っていますが、金子、古城には敵わない。外野も守れるようになったが、外野はスラッガータイプか1番タイプがひしめいている。やはりアベレージを残せ且つ力強いバッティングを身に付けるしか1軍昇格は無いのでしょうか?頑張って欲しいです。
佐藤復帰!!前回の観戦で外野守備で紺田と交錯して担架で運ばれて退場しましたが、大事には至らなかったようで安心しました。今日は3打数2安打2四球と元気な姿を見せてくれました。
そうそう大量得点だったので試合の途中から尾崎、池田、渡部と若手選手がぞくぞくと出場してきましたが、その中で光ったのが渡部龍一選手。今シーズン2安打目がライナーで外野の上を超える二塁打を放ちました。1年先輩の池田選手のそんな打球を見たことがない私としては、もう先輩を超えた?と錯覚。早く池田選手の初ホームランを観たいですねー。


2004/07/25   対ジャイアンツ戦 8−2 鎌ヶ谷スタジアム

「自由枠ルーキー対決は糸井の勝ちで7回1失点で2勝目」


ハム・糸井、巨人・内海の自由枠ルーキー対決となったこの試合。糸井は初回、2四球を出すなど制球を乱すも併殺でピンチを切り抜ける。対する内海は、2四球と安打で2アウト満塁のピンチに、飯山をボテボテの内野ゴロに仕留めるが、ボテボテが相手の送球ミスを誘い、内野安打+送球エラーで2失点。2回、3回は、意外性の實松のホームラン+林のホームラン(これは風に助けられたか?)で1点ずつを失うと4回には1アウト2,3塁で小谷野の当りは前進守備の二塁手のグラブを掠める2点タイムリーで計8失点で降板。一方の糸井は、球威のあるストレートでジャイアンツ打線を詰まらせて、結局7回を長田のソロホームランの1点のみに抑えて2勝目を挙げました。
 今日の糸井の感想ですが、変化球の制球が定まらずに4四球。ストレートは毎度でしたが、この荒れ球が好投を生んだような気がします。纏まりだしたら、狙い球を絞られて・・・という気もしますが、変化球がもう少しコントロールされて、ストレートが適度に荒れるピッチングをするようになれば・・・もっと1軍でも通用するのではという予感がありました。球の質はキレというより力でねじ伏せる豪腕というタイプでしょうか?球威はかなりのものでみんな詰まってました。いやいや期待の投手です。
 対する内海ですが、糸井とは正反対のキレで勝負するタイプでしょうか?あと大きく割れるカーブとストレート、スライダーのコンビネーションかな?球の軽さは今日の3本塁打で実感。今日は今ひとつでしたが、制球が纏まってきたら怖いですね。
 その他の選手では、8回の1イニング登板の清水。ファームでは好投するのに、1軍では結果を残せない・・・精神的に弱いのでしょうか?実力通りを1軍で発揮できればかなり活躍すると思うのですが。9回に登板した関根は、レイサムにホームランを打たれましたが、その他の打者は相手にせず・・・コントロールと打者心理の裏をかいた投球が持ち味なのですが、コントロールミスした時の一発は・・・球の軽さは1軍では怖いです。
 打者では、小谷野が3打数2安打2四球。ポジションがあればという感じですね。實松も出れば簡単に三振打撃は改善されてきたような気がします。今日は4打数2安打1本塁打と活躍。ただ1軍のピッチャーを打てるかは確証出来ませんが・・・もう暫くはファームで打撃の練習をすべきでしょう。
 最後になりましたが、8回の守備で紺田と佐藤が交錯して、佐藤がタンカで退場しました・・・心配です。大事にいたらなければいいのですが・・・・。


2004/07/18   対スワローズ戦 1−9 鎌ヶ谷スタジアム

「先発糸井・制球課題もまずまず、打線は1安打で完敗」


期待のルーキー糸井が先発。個人的には糸井を見ることが出来ただけで満足してしまいました。初回からボール先行のピッチングで、毎回のピンチを招くが自慢のストレートで三振を取って切り抜けると、3回以降は味方の好守にも助けられてノーヒットピッチングで5回を投げ終えた。6回を迎えると2安打されてノーアウト1,3塁のピンチで降板。その後の清水が打たれて自責点1のピッチングでした。流石に球は速いですね。その球が内角に決まると、はっきり言って打てませんね。その球には圧巻でしたが、制球がやっぱり今ひとつですね。もう少し変化球のコントロールが良いとかなりやるのではと思うのですが・・・今シーズンはじっくりとフォームやリリースポイントの修正などして欲しいです。
 打つほうではオバンドーの同点ホームランは凄かったですね。1軍昇格に向けて万全という所でしょうか?しかし打撃陣はこの1本しか打てずに完敗。ヤクルトの坂元が絶好調だったということでしょうか?
 ここの所観戦2戦続けて大敗で8回終了後に帰って来ました。ちょっとショックです。


2004/07/14   対ジャイアンツ戦 2−11 鎌ヶ谷スタジアム

「吉崎撃沈、打線も振るわず」


久しぶりの鎌ヶ谷観戦。昨日勝ったので連日の勝利を期待したのですが・・・先発吉崎が大乱調で4回までで10安打8失点。自慢のタイミングをずらした投球フォームが全く通用せず・・・今シーズンの序盤に故障してから調子に乗り切れないですね。早く調子を戻して欲しいのですが・・・今シーズンはダメそうな予感がします。5回から登板した期待の若手・鎌倉も今ひとつで、3イニングを5安打3失点。期待していただけに少々ショックです。ルーキー押本、須永の影に完全に隠れてしまいました。今はプロの壁に当たっているのでしょうか?少々心配です。


2004/07/03   対スワローズ戦 7−4 神宮球場

「紺田先制本塁打、森本連日の猛打賞、渡部初ヒット!」


またまた、一ヶ月ぶりのファーム観戦です。
なんかストレスが溜まりそうなペースでしか観戦出来ていない最近にストレスが溜まりそうですが、今日はそれを吹き飛ばす試合でしたね。

光ったのは、まずは紺田。
バッティングスタイルがレフトへ流すバッティングなので、初回の引っ張った先制ツーランホームランには空いた口が塞がりませんでした。それほど素晴らしい当たりでした。その後は紺田らしいライト線へのヒット、内野安打と5打数3安打2打点の活躍には、嬉しかったです。後は、トップバッターの森本は、ライト、センター、レフトと打ち分けて3安打と送りバントを二つ決めて(一つはピッチャー真正面で危なかったがご愛嬌)3打数3安打と2試合連続の猛打賞で調子はかなり良いようです。
この二人が切磋琢磨すれば、素晴らしい外野守備陣が形成出来そうです。(^^)
 後は、池田と渡部に今季初ヒットが出てそれを見れたことが収穫でした。渡部はファームながらプロ初ヒット。頃で三遊間を抜けそうでしたが、ショートに抑えられ・・しかし放れずに初ヒットになりました。ちゃんとしたヒットでしたよ。これを何かのきっかけにして欲しいですね。池田は今季初ヒット。今まで打てて居なかったんですねー。大きな身体からバットをクルッと回転させる打法が、誰かに似ていたような気がしましたが・・・思い出せません(^^;)
個人的には、打撃を買われて入団した訳ですから、早くホームランを打って欲しいものです。
ピッチャーでは武田が綺麗なフォームから良い球も投げてました。そろそろ1軍に上げても良いかも知れませんが、替えるとしたら・・・芝草か?案外右中継ぎ投手陣は厚いと思った今日この頃です。


2004/06/12   対スワローズ戦 4−3 鎌ヶ谷

「森本2本のホームランでMVP 先発・吉崎は立ち上がりに不安」


前回(5/3)から一ヶ月ぶりの鎌ヶ谷観戦でしょうか?
仕事が忙しかったり、観戦予定日が雨でお流れなったりと・・・もう久しぶりの鎌ヶ谷観戦に心躍る思いで、観戦した訳ですが・・・。
先発は吉崎でした。1軍で結果を残せずファーム落ちして最初の登板でしょうか?初回から1軍での不調を引きずって、2安打浴びて1失点。その裏に逆転してもらったが次の2回に3安打浴びて同点とされて、更にワイルドピッチで逆転されてしまった。3回以降は立直って6回2アウト迄1安打ピッチングでした。今回は立ち上がりが全てでしたね。全体的にボールが高めに浮いてことごとくクリーンヒットされるなど2回までで5安打浴びた事を考えると、1軍では2回もたなかった事でしょう。
ただ、3回以降立直ったのはプラス材料ですね。このまま終わるとは思いませんし、オールスター明けの1軍昇格を狙って、ファームで安定した結果を残してもらいたいものです。
吉崎の後を受けた櫻井、清水は両投手とも3三振を奪う好投でした。特に櫻井は6回2アウト2塁のピンチに登板し3球三振とナイスピッチングでした。一方の清水は8回はナイスピッチングでしたが、9回は打球が野手の正面をつく運に恵まれましたが、芯で捕らえられてましたね。1軍では怖いです。巨人から移籍の河本が代わりに1軍で昇格した訳ですあら、ファームで去年の状態に戻るまでじっくり調整してもらいたいです。
野手で目立ったのは森本と古城。森本は初回に同点ホームランをかっ飛ばしたかと思えば5回に逆転2ランホームランをかっ飛ばし今日のMVPでした。今はかなり調子が良いようです。ホームランを2本打っておいてこんな事いうのはどうかと思いますが、フライが多すぎます。1番を期待されているのだから塁に出る為に何が必要が考えてもらいたいですね。昨年オフに巨人へ移籍した井出と同様、なまじパンチ力があるので1番には向いていないのかも知れません。
古城は打つほうでは2安打放ち、守りでは難しいバウンドのボールを上手く裁いていました。1軍では緩慢なプレーが続き金子に遊撃手のポジションを奪われましたが、やはり彼の守備は素晴らしいの一言です。奈良原の後のユーティリティプレーヤーを目指してもらいたいですね。ユーティリティプレーヤーとしては、ルーキーの稲田も面白いですね。守備センスは凄いものがあり、安心して観ていられます。今は、ファースト以外の内野ポジションで出場していますが、1、2年後にはかなりのレベルに達するのではないでしょうか?後はバッティングがプロで通用するようになればですね。

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